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5分でわかるテンの生態!夏毛と冬毛の特徴や、イタチとの違いなどを解説!

ホンシェルジュ

黒褐色の体毛で、ヨーロッパやアジアでは「セーブル」というもっとも高級な毛皮のひとつとされています。
 

テンとイタチの違いは?

イタチとテンは同じネコ目イタチ科に分類される動物で、胴体が長くて足が短いという体型も似ているため、しばしば混同されることがあります。

この2種の見分け方として、まずは大きさの違いがあります。国内に生息するニホンイタチは、体長が25~35cm、体重もオスが300~650g、メスが115~175gと、テンに比べて小柄です。またイタチの毛は季節ごとに生え変わるわけではないので、1年をとおしてほぼ同じ体色をしています。

さらに、イタチは泳ぎが得意で水中生活に適応しており、耳が小さく手足の指の間に水かきをもっているのが特徴です。

食性にも違いがあります。両者とも雑食ですが、イタチは肉だけでなく動物の血も好むため、生餌を食べることが多く、テンよりも糞が臭くなります。

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テンと人間の関係性

ツシマテンは、国の天然記念物に指定されているだけでなく、環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されています。

一方でホンドテンは、さほど繁殖能力は高くないものの、外敵が少ないことから個体数が増加しやすい傾向にあり、人為的に持ち込まれた佐渡島では生態系を崩す国内外来種として注目されています。特に2010年には、保護センターにいたトキを襲って9羽を殺してしまい、大きな問題となりました。

冬になると人間の生活圏までやってくる個体も少なくないため、農作物や家畜などが襲われる被害も報告されています。

さらに、体が細長いことからイタチ同様に民家の屋根裏に入り込み、そのまま繁殖してしまったり、糞尿の悪臭を放ったりすることもあるそうです。

ただホンドテンのなかでも「キテン」の毛皮は昔から高級品として扱われていて、現在でもマフラーなどに使用され高値で販売されています。かつてはその価値の高さから奪い合いが懸念され、猟師の間で「テン狩りは2人で行くな」と言われていたほどです。

良くも悪くも、人間と深い関わりがある動物だといえるでしょう。

 

かわいらしい写真集

クロテンのふしぎ (minibookseries)
著者富士元 寿彦 出版日2005-02-01

クロテンの亜種で、生息数の少ないエゾクロテンの越冬の様子を追った写真集です。

テンは「森の妖精」と呼ばれることもあり、本書ではかわいらしさを凝縮した写真が満載で、さまざまな表情を見ることができます。

毛皮目的で乱獲された過去から、人間への警戒心が強くほとんど姿を見ることができない本種。冬眠をせず1年中活動するそうですが、冬季は妊娠期間に入ることからメスをとらえるのは特に難しいそうです。貴重な姿に癒されながらも、野生動物のたくましさも感じることができるでしょう。

一人称のキャプションもついていて、生態についてもしっかりと学ぶことができる作品です。

 

テンなど、日本の哺乳類を全種掲載した図鑑の完全版

DVD付 新版 動物 (小学館の図鑑 NEO)
著者 出版日2014-06-18

人気の「小学館の図鑑NEO」シリーズ。約730種類もの哺乳類を掲載し、なかでも日本の哺乳類はすべて網羅している、圧巻の情報量です。

そもそも哺乳類とはどんな生き物なのかという説明から、子育ての仕方や体のつくりなど、基本的なことを解説しています。

またそれぞれの種についても、特徴を紹介するだけでなく、足跡などプラスアルファの知識を与えてくれるのが嬉しいところです。

テンについても、糞の大きさなど興味深い情報が掲載されています。フィールドワークへ誘う試みもあり、子どもの好奇心を引き出す工夫がされているのが特徴です。

さらに、日本に生息するコウモリの分布など凝った情報も載っており、子どもだけでなく大人も楽しめる内容になっています。

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更新日:2021年7月11日

提供元:ホンシェルジュ

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