意外と間違えやすい標識「常時左折可」
皆さんは「常時左折可」の標識を見たことはありますか?
常時左折可の標識とは、白地に青い「←」が描かれた標識のことを指しますが、この「左折可」は正確には道路標識ではなく、「標示板」に分類されます。
本記事では左折可の標示板の正確な意味と、見た目で間違えやすい「一方通行」の標識との違いについて解説しているので、是非ご覧になっていってください。
勘違いしやすい・知らなかった道路標識ランキング&間違いやすい標識TOP3左折可の標示板の意味
左折可の標示板が設置された場所では、信号の色に関係なく常時左折ができます。
ただし、通行が優先されるのは青信号で進行している車であり、左折時には周囲の車や歩行者に対して十分な注意を払う必要があるので、覚えておきましょう。
主な設置場所は交通量が多い交差点
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左折可の標示板は、主に交通量が多く、渋滞の原因となる交差点に設置されます。
標示板を設置することで、車の流れがスムーズになり、渋滞が解消されるという訳ですね。
ただ、左折可の標示板は年々数を減らしており、現在は日本全国でも300程しか設置されておらず、設置数が0という県も存在しています。
そのため、若いドライバーだと左折可の標示板を見たことが無く、標示板が設置されている交差点の手前で信号待ちをしてしまい、クラクションを鳴らされたなんてこともあるようです。
左折可の標示板は何故激減した?
左折可の標示板が激減した理由としては、交通事故の増加が挙げられます。
横断歩道があり歩行者や自転車の往来も多い交差点では、左折可によって左折した車と、信号に従って交差点を渡ろうとした歩行者や自転車との事故が絶えなかったのです。