
「甘え以外の何物でもない」
名将・野村克也氏(83)は、高橋由伸監督(43)率いる巨人の現状をこう一喝する。
「高橋監督は野球を知っているのか? ということ。これまで何回も言ってきたが、外野手出身に名監督は生まれにくい。野球用語に『ダイヤモンド』があるけど、大事なことは投手、捕手を含めた内野でやっているんだ。一般社会でも仕事のできない社員は『外野に行ってろ!』といった具合に言われるだろ」
広告の後にも続きます
83歳となったいまも、ノムさんは巨人戦を中心に現場に足を運ぶ。ただ、「新聞の原稿に困る」というほど、中身のない試合内容に眉を顰める。
「正しい野球とは? と俺はよく考えるんだけど、それはチームに合った采配を振るうことだと思っている。監督は一日で3試合しなければいけないんだ。