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大人になったからこそ心に刺さる!人気作家・辻村深月の『琥珀の夏』

朝時間.jp

朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。

今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『琥珀の夏』

『かがみの孤城』『朝が来る』などで知られる人気作家・辻村深月の長編小説、新刊です。閉鎖的で特殊な団体を舞台に、集団生活を送る子どもたちの光と闇を描きます。


琥珀の夏
著者:辻村深月
出版社:文藝春秋

「団体施設跡地で女児の白骨遺体発見か」弁護士の法子はテレビのニュースを見て鳥肌が立つ。女の子の遺体が見つかったのは、子どもたちが共同生活を送っていた〈ミライの学校〉という場所。「私、ここ、いたことがある」——。

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かつて法子は〈ミライの学校〉の夏の合宿に参加したことがありました。このニュースをきっかけに法子の閉ざされていた記憶が一気によみがえっていきます。合宿で仲良くなった少女ミカとの懐かしい思い出も。今は一児の母となった法子は、地味で不器用な少女だった自分と再び向き合うことになります。

亡くなった少女は法子の知っていた子なのか。その子が誰なのかという謎解きとともに、生きることに必死な少女たちの心の揺れが見事に描かれています。

閉鎖的な環境での集団生活、親子の関係、子ども同士のつながり。いくつもの重いテーマが描かれるなかで、子育て中の法子が幼い娘と故郷で過ごすシーンがとてもいい。彼女に帰る場所のあることにほっとします。そしてまた、過去を見つめるストーリーが、明日につながっていくように思えるのです。

印象的な装丁です。この本を読んでいる少女が目に浮かぶような。大人になった今だからこそ、心を激しく揺さぶられる物語です。

辻村深月さんの本、以前ご紹介したこちらもぜひどうぞ。
『かがみの孤城』
『図書室で暮らしたい』

ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ

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