
袋の口を閉じて15分(水の場合は60分)待ちます。

完成!

炊飯器で炊いたお米より粘り気が少なく、サラサラとした食感です。味も問題なし。もっちりしたご飯が好きな私としては少々物足りない感じもありますが、非常時を想定すれば、この味のご飯がこんなに簡単に食べられるなんて素晴らしいの一言。
食器やカトラリーも不要、水さえ用意できればそれだけで作れます。非常食としてよく考えられていて、改めてすごい!と思いました。
アルファ米の炊飯器調理に挑戦!
表示通りに調理してもおいしかったアルファ米ですが、さらにおいしく食べられるというウワサの炊飯器調理にトライします。
炊飯器調理の手順は、アルファ米を販売している「アルファー食品株式会社」の「安心米 炊飯器での調理方法」を参考にしました(https://www.alpha-come.co.jp/joho/recipe_ansinmai/ansin-suihan.pdf)。
基本の手順は非常に簡単です。
(1)炊飯器の内釜に水を入れ、(2)アルファ米を投入してひと混ぜし、(3)炊飯器のボタンを押す
…以上。ただし一つ注意が必要です。普通のお米とは違い、アルファ米は浸水させないでください。炊飯器によって名称は異なりますが、浸水時間を取らない「早炊き」や「高速」などのモードで炊飯するのがコツです。
炊飯器調理のコツは、浸水させないこと
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今回は「きのこご飯」1袋を炊飯器で調理します。
炊飯器の内釜に水を200ml入れ、さらにアルファ米を入れます。このとき、脱酸素剤とスプーンを一緒に入れないように注意。

ひと混ぜしたらすぐ炊飯します。わが家の炊飯器の場合、「白米急速」モードにして「炊飯」ボタンをオン。

46分で炊きあがりました!

なお今回は1袋でしたが、2袋以上を同時に調理することも可能です。複数の袋を調理する際は水の量が異なるので、炊飯器での調理方法を参考にしてください(https://www.alpha-come.co.jp/joho/recipe_ansinmai/ansin-suihan.pdf)。
炊飯器で炊いたアルファ米、気になる味は?
炊きあがったアルファ米を食べてみると…お米の粘り気がしっかり感じられます。食感は生米から炊飯したのとほとんど変わりません!
お湯で調理したものと比べると、その違いは歴然。想像以上においしくてびっくりしました!家族に内緒で食卓に出したら、アルファ米だとはまったく気づきませんでしたよ。

(写真左側がお湯を入れて調理したもの、右側が炊飯器調理)
ただし後日、白米で試してみたところ、お湯での調理よりは普通のご飯に近い食感になったものの、「いつものご飯とはちょっと違うな」と感じました。

白米は毎日食べ慣れているので違いに気づきやすかったのだと思います。またアルファ米には米粒が割れているものも結構混じっているので、それも違和感を覚えた原因かもしれません。
繰り返しますが、味付きごはんなら、生米から調理したものと遜色ありません。
アルファ米のアレンジもおすすめです
炊いたアルファ米は、普通のお米と同じようにひと手間加えてアレンジレシピを楽しむこともできます。
アルファ米の「わかめご飯」はシンプルにおにぎりにしました。お弁当に入れてもいいですね。

「ひじきご飯」にすし酢を混ぜて、いなり寿司にしてみました。具もしっかり入っていて見た目もおいしそうないなり寿司が完成です。

また「食感がいつものご飯と違う」と書いた白米ですが、チャーハンにしたら違和感はなくなり、とてもおいしくいただくことができました!

試してわかったアルファ米の炊飯器調理のメリット
実際に試してわかった、炊飯器調理のメリットをまとめました。
①時短になる
お米の浸水時間がいらないので、炊きあがるまでが早く、時短になります。炊飯器でお米を炊くと1時間程度かかりますが、今回は約45分で完成しました。機種によってはもっと早いかもしれません。炊き込みご飯の場合なら、具材を準備する手間も含めるとさらに時間短縮になりますね。
急いで食事の準備をするときや、うっかりお米を炊くのを忘れていたなんてときにも役立ちます。
②ローリングストックにぴったり
ここまでおいしく食べられるなら、いつもの食卓にもどんどん登場させられます。食材を日常生活で消費しながら備蓄する「ローリングストック」にももっと積極的に使えますね。
実は私はアルファ米を食べたのは今回が初めて。まず、袋の表示通りお湯で調理したものを食べた段階で「こんなにおいしいものなんだ!」と驚きました。その後炊飯器調理をして、生米から炊いたご飯との違いがなくなったのでさらにびっくり。炊飯時間も短く、かつかかる手間も少ないから、非常時だけではなく普段の食事にどんどん活用できそうです。
非常食用のアルファ米の賞味期限をチェックしがてら、試しに一袋、炊飯器調理してみてはいかがですか?きっとおいしさに驚くはずです。
<執筆者プロフィル>
シマサキアヤ
フリーランスライター