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『咲-Saki-』ただの萌え麻雀マンガじゃない!世界観とキャラの魅力!【一部ネタバレ有】

ホンシェルジュ

アニメ化、ドラマ化、映画化とメディアミックスも多い人気麻雀マンガ『咲-Saki-』。かわいい女子高生が麻雀をする萌えマンガ……ではありません。緻密なキャラクター設計や麻雀を目指し本気で戦う少女たちの姿。さながら少年漫画を読んでいるような気分になります。そして感情表現には少女漫画のように繊細な描写……その魅力にどっぷりとハマってしまう作品です。

麻雀ブームの火付け役と言っても過言ではない『咲-Saki-』の魅力を徹底紹介します!スマホの無料アプリでも読めますので、気になった方は、そちらもご利用ください。本記事では、一部ネタバレも含まれますのでご注意ください。

漫画『咲-Saki-』ただの萌え麻雀マンガじゃない!その深遠なる魅力とは

著者小林 立 出版日2006-12-25

2006年に連載が始まり、アニメ化・実写映画化もされた『咲-Saki-』は、現在の麻雀ブームの火付け役の一つとなった作品です。『咲-Saki-』は麻雀が世界的な人気競技となり競技人口数億人を数える世界の中で、高校生の大会で頂点を目指す主人公の宮永咲(みやながさき)たちを描いた話となっています。

本編は21巻(2021年6月現在)ですが、本編と同じ時間軸を別視点から描きクロスオーバーする『阿知賀編』、本編と『阿知賀編』の過去の物語となる『シノハユ』、『阿知賀編』の人気ライバルキャラ・園城寺怜(おんじょうじとき)を主人公にした『怜-Toki-』、シリーズのキャラクターたちによる4コママンガ『咲日和』、作者の小林立を大和田秀樹氏が描く『立-Ritz-』、『染谷まこの雀荘メシ』、『咲-Saki- re:KING’S TILE DRAW』と6作品のスピンオフが出されており、シリーズ累計では60冊近くになります。

一見しただけでは「かわいい女の子たちが麻雀をやってるだけの萌えマンガでしょ?」と思う方もいるかもしれません。いえいえ、違うのです。『咲-Saki-』はただのかわいい女の子と麻雀を掛け合わせただけのマンガではないのです。

スピンオフ作品『怜-Toki-』について紹介した<『怜-Toki-』の見所全巻ネタバレ紹介!「咲」未読でも面白い3つの理由>もおすすめです。ぜひご覧ください。

漫画『咲-Saki-』綿密に設計された世界観!キャラクターと物語の融合!

著者小林 立 出版日2007-05-25

まず、非常に綿密に設計されたキャラクターと物語は極めて上質です。その描き方は本質的には王道少年マンガのような友情・努力・勝利を下地にしつつ、一方でそれぞれのキャラクターの感情表現に関しては少女マンガ的な手法も取り入れて感情移入を深めさせ、読者を強く引き込んでいきます。

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それぞれのバックボーンからくる想いと想いがぶつかり合う闘牌は手に汗握りますし、麻雀漫画としては珍しく卓を囲む四人ともが見せ場を作られることが多く、非常に魅力的に描かれるのが素晴らしいです。悪役というのがほぼ存在せず基本的に気持ちの良い人間ばかりがいて心晴れやかに読めながらも、脚本には先の読めない起伏があり意外性のある展開が訪れる点も大きな魅力です。

『咲-Saki-』シリーズは心に残る名セリフや名シーンも枚挙にいとまがありません。そして、それらの物語とキャラクターたちは本編及びスピンオフ作品群によって情報が多面的・立体的に補完され、パズルのピースを繋ぐようにその魅力が描き出されていくのです。

意図的に作られた空白にあるものを想像させられ、シリーズ全体を通してその謎を解き明かしていく構成の妙には唸りながらわくわくします。対比構造の巧さが随所に光る作品ですが、中でも本編の主人公である咲と『阿知賀編』主人公である穏乃の対比や、阿知賀編一話と最終話ラストの対比の美しさには思わず心から拍手を捧げてしまいます。

漫画『咲-Saki-』特殊能力を使った麻雀バトルがアツい!

著者小林 立 出版日2007-11-24

麻雀部分に関してはいわゆる特殊能力を使うキャラクターが数多く存在します。半ば、能力バトルマンガであると言っても間違いではありません。その演出の派手さにより、『ヒカルの碁』を囲碁のルールを知らなくても読めるように、麻雀のルールを知らなくても問題なく楽しめてしまいます(麻雀を理解していた方が面白いことは間違いないのですが)。

ただ、それ故に麻雀好きからは軽視されがちであることも否めません。「所詮萌えマンガ、麻雀描写は現実にはありえないものだし適当でしょ?」と。しかし、本当に麻雀が好きで詳しい人であればこそ楽しめるのも『咲-Saki-』なのです。

本作においてはセリフでは全く言及されない捨て牌の細かい部分に実は非常に高度な駆け引きが見られる部分があったり、相当の通でないと知らないような古役が演出として何気なく散りばめられていたりと、麻雀好きが読めばこそ楽しめる部分というのも非常に多く存在します。

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