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Amazon、ストレスの多い倉庫労働者のために小さな瞑想部屋「Amazen(禅)」を設置

カラパイア

Amazonが倉庫労働者を癒すため瞑想部屋を設置、その名もAmazen
pixabay

 通販需要が増え、過酷な労働環境を強いられている大手通販会社、Amazon(アマゾン)の倉庫労働者。そんな彼らを労い、癒しの空間を提供しようと、このほどAmazonは倉庫内に小部屋を設置することを発表した。

 「Amazen(アマ禅)」と名付けられたその部屋の中にはパソコンが設置されており、そこから好きな瞑想ビデオを鑑賞することができる。

 瞑想することでストレスが軽減され、心の充電と活力を回復させることを目的とするプログラムの一環だという。『VICE』などが伝えている。

Amazon’s Amazen Kiosk (Quick Reupload)

心の充電と活力回復のための瞑想小部屋「Amazen」


 5月17日、Amazonは倉庫内で働く従業員たちのために、小さな瞑想部屋「Amazen」を設置することを発表した。


 Amazenは、従業員の安全と健康、精神的活動、仕事の合間のエクササイズをサポートするための包括的なプログラム「WorkingWell」の一環で、「地球で最も安全な職場になる」目標を達成するための1つとして設置された“禅ブース(小部屋)”だ。

 この小部屋の目的は、ストレスの多い倉庫内従業員の心の充電と活力の回復だという。

 電話ボックスもしくは仮設トイレのような大きさのこの小部屋は、1人が座る分にはちょうど良いサイズだ。

 中に入ると、壁際の棚に置かれた観葉植物や天井の空のイラスト、小さな扇風機などが目に入る。

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image credit: youtube

 また、メンタルヘルスやマインドフルネス関連の動画、瞑想ガイドなどを選んで視聴できるパソコンが設置されており、多忙な労働時間の合間のマインドフルな実践が可能になるというわけだ。

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image credit: youtube

取り沙汰されている問題とは的外れという指摘も


 Amazenの発明者レイラ・ブラウンさんは、プレスリリースでこのように述べている。

Amazenでは、従業員たちが精神的および感情的に集中できる静かな空間を作りたかったのです。つまり、メンタルヘルスという内面のバッテリーを充電してもらうことが目的です。

 しかし、この発言に対し「従業員は、充電が必要なバッテリーを備えたロボットではない」という批判の声もあがっている。

 というのも、Amazonはこれまでにも従業員に過酷な労働状況を強いることで知られてきたからだ。

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image credit:CHUTTERSNAP/Unsplash

 配達員および倉庫内の従業員は、トイレに行く暇さえないほど短い休憩時間しか与えられず、中にはペットボトルに用を足す従業員もいることが明らかになっている。

 また、過重労働に反して最低賃金よりも下回る支払いしか提供されず、訴えた従業員も少なくない。

 こうした抗議に対して、Amazon側は過去1年間で「劣悪な労働環境」というイメージを一掃しようと試み、10 時間半の残忍な「メガサイクル」シフトを「シングルサイクル」へと変更するなど、労働環境の改善に向けて取り組んでいる。

 とはいえ、未だ労働環境は解決しておらず、一部メディアからは「従業員は人間であり、単純にAmazonから与えられていないものを彼らは求めているだけだ」「Amazen設置の発表は、労働環境の改善という問題視されている根本的問題を解決しない的外れな取り組み」という指摘の声があがっている。

 実際に、海外ニュースメディアがAmazonに連絡を取り、「では従業員はいつ Amazen ブースを使用するのか?」「ほんのわずかの短い休憩中なのか?」「昼食の 5 分休憩の間にAmazenブースのコンピューターの画面を凝視する必要が本当にあるのか?」といった質問をしたようだが、それに対する回答は未だAmazonからはないということだ。

written by Scarlet / edited by parumo

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