津田寛治、現場では役が憑依「『スカッとジャパン』のときは特に口が悪くなる!」
津田寛治、現場では役が憑依「『スカッとジャパン』のときは特に口が悪くなる!」
直木賞作家・道尾秀介が原案を手がけた映画『名前』。本作の公開を記念して、第七藝術劇場(大阪市)で舞台挨拶が行われ、主演・津田寛治、戸田彬弘監督が登壇した。
この映画は、事情があってたくさんの名前を使い分けながら孤独に生きる中年男が、突然現れた女子高生と疑似家族を形成していく人間ドラマ。

映画『アウトレイジ 最終章』など名バイプレイヤーとして数々の作品に出演する津田。今回は映画の中でも多くの名前を使い、様々な役職、立場になりきる男性を演じているが、「いろんなものから逃げ回っていて、(現実が)嫌で、嫌で仕方がない男。彼自身、きっと演じ分けている気持ちもないと思いました。だから、わりと自分らしく演じている部分が大きいかもしれません」と強く意識はしなかったそうだ。

映画のなかでは、「別の人間でいる方が楽に生きられる」というような台詞も出てくる。1年中、多種多様なキャラクターになりきっている津田も、「その感覚は僕にもありますね」と話す。

「乱暴な感じの役をやっていると、(カメラが)回っていないところでも、役が憑依しちゃって、そのキャラの口調になることがあるんです。スタッフさんに『おい、あのヘリコプター、なんとかしろよ! 撃ち落とせよ!!」とか。普段、絶対にそんなことを言わないのに。(バラエティ番組の)『スカッとジャパン』のときは特に口が悪くなりますね(笑)」

普段の津田は口調が優しく、物腰も低くて、周りへの気遣いを誰よりもするタイプ。戸田監督は、「津田さんを見ていると、たくさんの現場でご活躍され、愛されている役者さんは、周りの人を大切にされるんだなって分かります。津田さんは、亡くなられた大杉漣さんが、後輩に手を差し伸べながら活動していらっしゃった姿をお手本にしているそうなんです」と津田の人柄を絶賛。

舞台挨拶の最後も、津田は「この映画には、若くて魅力的な俳優さんがたくさん出ています。僕は、アベラヒデノブくんがお気に入り。映画の中で僕と一緒に働いている方ですが、ほかの映画を観てもすごく良い演技をしています。絶対に今後出てくる。彼にツバをつけました。高校生の劇団役の女の子たちとか、自分なりにツバをつけて、育てるような感覚で観てはいかがでしょうか」と、自分のことではなく周りの役者をアピールした。

映画『名前』は全国順次公開。
(更新日:2018年8月3日)

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