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新型コロナ、DX、気候変動……。いまこそ受けたい池上彰の「未来のための教養講義」

BOOKウォッチ

おとなの教養3(NHK出版)<amazonで購入>

 「教養とは『過去を未来に生かす技術』です」――。

 池上彰さんの著書『おとなの教養3――私たちは、どんな未来を生きるのか?』(NHK出版新書)は、累計46万部『おとなの教養』シリーズの最新刊。

 「私たちは、ついつい、未来を現在の延長線上にあるものとしてイメージしてしまいがちです」――。言われてみればたしかに。

 ところが、そんな私たちにコロナ禍という「まさか!」が降りかかったのである。日常は一変し、世界が大混乱に陥る事態に。もはや「未来のことなんて考えてもしようがない」と思いたくもなるが……

 「むしろ、こう考えてみませんか。未来は不透明で、不確実です。だからこそ、『私たちは、どんな未来を生きるのか?』を考えなければいけないのだ、と」

過去の経験や失敗から学ぶ

 シリーズ1作目『おとなの教養――私たちはどこから来て、どこへ行くのか?』では普遍的教養である「リベラルアーツ」を、2作目『おとなの教養2――私たちはいま、どこにいるのか?』では日々のニュースや出来事を捉え直す力を取り上げていた。

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 3作目となる本書では、私たちがこれからの未来を生きていくうえで、必要不可欠な知識や考え方を取り上げている。

 では、未来に備えるには何が必要なのか? 最も重要なのは「過去の経験や失敗から学ぶこと」だという。

 ここでは、SARS(重症急性呼吸器症候群)の失敗を生かした台湾を例に挙げている。

 2003年のSARS流行時、台湾は対応に失敗し、大きな痛手を負った。この教訓から、新型コロナに先手で対策を講じ、封じ込めに成功。台湾はいま、新型コロナ対策の成功例として世界から注目されている。

 「過去の歴史に学び、それを未来に生かしていく。それが、本書で伝えたいと考えている『未来を生きるための教養』です」

過去の学びを未来に生かすポイント

 では、どうしたら過去からの学びを未来に生かせるのか? ポイントを2つ紹介している。

 1つは、大きな変化をもたらした出来事の「予兆や伏線を見つける」こと。「もちろん、ある出来事が何かの予兆になっていたかどうかは、あとになってみなければわからない」のだが……

 「過去の歴史を振り返り、大きな変化をもたらした予兆が何であったのかと考えることは、その次の予兆を発見する力を養ってくれます」
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