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JAL「嵐ジェット」ついに運航終了 活動休止から4か月…10年超の歴史に幕

J-CASTニュース

2020年いっぱいで活動を休止したアイドルグループ「嵐」メンバー5人の顔をペイントした日本航空(JAL)の特別塗装機「嵐ジェット」が21年4月に運航を終え、通常のJAL期の塗装に塗り替えられた。

初代の「JAL 嵐JET」(10年9月就航)にはじまり、6代目にあたる「20th ARASHI THANKS JET」(19年11月就航)まで、延べ7機が「嵐ジェット」として国内線や国際線で活躍。一時は「嵐ジェット」見たさに羽田空港の展望台に人だかりができるほどの人気ぶりだった。最後まで運航されたのは、「20年12月末頃まで」運航予定だった5代目だ。予定よりも4か月ほど長く運航され、グループの活動休止を惜しむファンを喜ばせた。

「初代」はJAL再生のシンボルとしてとしての役割も担う

初代が登場した10年9月は、同年1月の経営破綻にともなってJALに対する会社更生手続きが行われていた時期だ(11年3月に終結、12年9月に再上場)。就航と同時期に嵐はCMにも起用され、当時の発表資料では

「TVCMで使用されている『嵐』の楽曲『movin’on』は、タイトル『movin’on』の『歩み始める』という意味と、当社の『再生への道を前進する』という志が、ぴったりと合ったことから、タイアップ曲として提供いただくことが実現しました」

と説明されている。経営破綻からの再生のシンボルとしての役割も担った「嵐ジェット」だったわけだ。初代は国内線向けのボーイング777-200型機で、その後の2~4代目も国内線仕様のボーイング777-200型機や、同777-300型機で運航された。

最も就航が遅かったのは6代目の「20th ARASHI THANKS JET」。嵐のCDデビュー20周年を記念して、国内線で活躍しているエアバスA350-900型機が19年11月に就航したが、21年2月には通常塗装に塗り替えられている。

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唯一の国際線仕様機で、最後まで運航されたのが5代目の「ARASHI HAWAII JET」(ボーイング787-9型機)だ。名称のとおり、ハワイ観光のプロモーションも担っており、運航が始まったのは19年5月。全日空(ANA)が成田-ホノルル線に超大型旅客機のエアバスA380型機を就航させたのと同時期だ。両社のハワイ路線をめぐる競争が激化するとみられたが、コロナ禍の影響で大幅な減便が続いている。それ以降は羽田とデリー、台北、香港などを往復していたが、20年11月にはハワイ気分が味わえるチャーター機の運航に使用され、久々に「ハワイらしい便」として運航された。

最近は羽田や成田とホーチミン・シティ、北京、シンガポール、香港などを結ぶ便で運航されていた。「嵐ジェット」としての最後の運航は4月25日の香港発成田行きで、JAL広報部は「4月中に塗装を剥がす作業を実施いたしました」としている。

5代目の「ARASHI HAWAII JET」は、就航時は「2020年12月末頃まで運航予定」と説明されていたが、4か月ほど長く運航された。ファンにとっては朗報で、JALは「機材繰りの影響で4月末まで運航いたしました」と説明している。

グループ活動休止後も、メンバーの櫻井翔さん(39)と松本潤さん(37)が、JALの「安全・安心の取り組み」と題した広報動画に出演している。この2人や他のメンバーが改めてJALのCMに出演したり、特別機にペイントされたりする可能性については「予定しているものはございません」としている。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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