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ホワイトハウス周辺で謎の音波攻撃疑惑が浮上。国防総省やCIAが捜査に着手

カラパイア

アメリカ、ホワイトハウス周辺で音響攻撃疑惑「ハバナ症候群」が浮上、国家機関が調査に乗り出す
photo by Pixabay

 2016年のこと、キューバの首都ハバナにある大使館に勤務するアメリカやカナダの外交官たちが、次々と原因不明の体調不良を訴えた。突然耳をつんざくような高音ノイズが聞こえ、頭痛、めまい、記憶障害といった症状が現れたという。

 この症状は「ハバナ症候群」と呼ばれており、マイクロ波を使用した音波攻撃によるものと見られているが、真相はわかってはいない。

 そして今回、アメリカのホワイトハウスのすぐそばでも、謎の音波攻撃が発生した可能性があるという。

 原因不明で、真偽のほども定かではない怪事件だが、アメリカの政治の中枢で起きてしまった事実に関係者は神経を尖らせているようだ。

「ハバナ症候群」がホワイトハウス周辺でも発生


 2016年以降、在キューバ米国およびカナダ大使館職員、在中国アメリカ領事館職員が次々と体の不調を訴えた。この謎の症状は「ハバナ症候群」と呼ばれており、中国の大使館でも同様の症状が報告されている。患者の検査からは、脳に構造的な変化が生じていることまで確認された。

 原因は音響攻撃によるものと推測されているが、真偽のほどは定かでない。

 CNNによると、その怪事件が今回、アメリカの政治の中枢でも発生してしまったようだ。1件は、ホワイトハウスの南側にある公園「ザ・エリプス」で発生。国家安全保障会議の関係者が気分の悪さを訴えた。

 もう1件は、ワシントンのすぐ隣、バージニア州の郊外で発生。犬の散歩をしていたホワイトハウス職員からハバナ症候群に似た症状が報告されたという。

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photo by Pixabay

米国防総省やCIAが捜査に着手


 2016年のキューバの事件以来、米政府は原因不明のハバナ症候群の対応に苦慮している。

 攻撃を受けたとされる職員の症状は、ストレスやうつが原因であるかのようにも見える。ゆえに事件当初は、CIAをはじめとする捜査機関が患者の訴えを真剣に受け止めていないという批判もあった。

 しかし海外に駐在する米兵からも同様の訴えがあったことから、国防総省はハバナ症候群の調査班を設置。さらに昨年12月の段階で、CIAもタスクフォースを立ち上げた。

 4月初頭、国防総省の調査班は、これまでの調査結果を上院軍事委員会に対して説明。現時点においてまだ結論にはいたっていないが、ロシアや中国の関与も疑われているという。

 また政府機関によって助成されたある調査は、マイクロ波のエネルギーを利用した攻撃である可能性を示唆している。

 ただし、あくまで疑惑である。ワシントン周辺で起きた事件と外国の大使館で起きた事件との関連性は不明だし、一連の事件に首謀者がいるのかどうかもわからない。

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photo by Pixabay

原因特定は困難


 ただし、ハバナ症候群が自然現象である可能性も否定されていない。

 たとえば、シリアに駐屯する海兵隊がロシアのヘリコプターを目撃した直後、体調不良を訴えるという事件があったという。だが、この件は結局食あたりであることが判明している。

 また心理的要因による集団パニックの可能性もある。

 このようにハバナ症候群を引き起こす攻撃と、そうでないものが渾然としていることも、原因の特定を難しくしている要因であるようだ。

References:US investigating possible energy attack near White House/ written by hiroching / edited by parumo

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