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あなたは史上最強のウエスタン代表を知っていますか?(1992年7月17日)

週刊ベースボールONLINE


MVPを手にしたオリックス・鈴木一朗

 プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は7月17日だ。
 
 日本ハムの新人・清宮幸太郎のホームランが話題となった今年のフレッシュオールスターゲーム。
 ただ、しょせん……、と言ってはなんだが、二軍選手中心の一発勝負に過ぎず、ここでの活躍が将来のスターダムへのチケットになるわけではない。

 では、みなさん、歴代の、どの年のフレッシュオールスターが一番、未来のスターが多かったと思われるか。

 異論はあるかもしれないが、当コーナーの担当者は、第15回となる1992年のジュニアオールスター(当時)のウエスタンが史上最強チームではないか、と思っている。

 その試合が7月17日、東京ドームであった。

 まずは「後日談」抜きで、試合の模様を超簡単にプレーバックする。

 全イの先発はヤクルトの新人・石井一久、全ウはダイエーの新人・若田部健一。試合は3対3で迎えた8回表、近鉄の新人・中村紀洋の代打で打席に入ったオリックスの18歳の新人・鈴木一朗が全イ六番手の大洋の新人・有働克也の2球目をライトスタンドに運び、これが決勝弾となった。

 このひと振りでMVP(賞金100万円)を獲得した鈴木は、こう語る。
「速球で来ると思ったらチェンジアップが甘いところに入ってきた。最近打ち損じが少なくなってきたし、こういう最高の場所のアピールできたのは自信にもつながります」
 鈴木はウエスタンでは12試合連続安打をマークするなど、すでにミートのうまさでは高い評価を受けていた。
 試合は4対3でウエスタンの勝利。

 鈴木と同じオリックスからは5、6回をパーフェクトに抑え込んだ野村貴仁が最優秀投手賞、3安打の高嶋徹が優秀選手賞に輝いた。
 先制アーチと同点タイムリーを放った広島の新人・町田公二郎も優秀選手賞。「賞金が5分の1に減った」と苦笑していた(優秀選手は賞金20万円)。

 鈴木がイチローであることは、あらためて強調する必要はあるまい。
 加えて、いま出なかった名前では、ウエスタンのスタメンには三番ショートが阪神・新庄剛志、五番ライトが広島の新人・金本知憲、八番サードがオリックスの新人・田口壮、九番キャッチャーが中日・矢野輝弘。代打はダイエーの村松有人もいる。

 つまりのちのメジャー・リーガーがイチロー、新庄、中村、田口、野村。加えれば、イースタンにも石井がいる。

 そこで無名ながら「おいしいところ」をきちんと持っていくのもイチローらしいと言えるかもしれない。


写真=BBM、

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