ルールが一貫していない叱り方は、子どもが戸惑うだけで、教育にはなりません。
2)子どもの意見を聞かない子どもが何かやらかした時、頭ごなしに怒らないで。
結果はどうあれ、子どもなりに、何かしらの理由があってやっていること。
大人の意見と子どもの意見は違います。
まずは、頭ごなしに怒ったりせず、子どもの言い分も聞きましょう。
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そして、なぜそれがいけないことなのか、冷静に簡潔に子どもでもわかるように説明しましょう。
頭ごなしに怒ってばかりいると、子どもの自立心をうばい子どもが自ら成長する道を絶ってしまう可能性もあるので気をつけて。
3)同じ間違いをすると怒る大人でも一度注意されたことを完璧に守るのは難しいもの。
子どもを叱る時は、根気よく何度も繰り返すことが必須です。
もしそれでも同じ間違いをする場合は、どうしたら次に間違えなくなるか、子どもと二人で話し合うことも取り入れて。
また、もしかしたらその子にとっては非常に難しいことかもしれません。
その場合は、もう少しハードルを下げたところから守れるように提案しましょう。
4)大声を出す感情に流されて、どなる、汚い言葉を使うなどの叱り方は、教育ではなく“暴力”になります。
これでは子どもに「こわい」という思いをさせるだけで、なぜ叱られているのかといった情報は届きません。
何が原因で怒られたか理解しないままその場をどうにか耐えてやり過ごそうとするので、子どもは同じ失敗を繰り返すことに。
また、親の顔色を常に見て機嫌を伺う子に育ってしまいます。
5)みんなの前で叱る兄弟がいる前や、友達がいる前で怒ると、子どものプライドを傷つけてしまいます。
その場ですぐに叱るということにこだわらず、できるだけ二人だけになり冷静に話し合える環境で叱りましょう。
また、兄弟姉妹がいる家族で、お兄ちゃんやお姉ちゃんを弟や妹の前で叱っていると、兄弟姉妹のバランスが崩れる場合もあるので注意しましょう。
執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと