top_line

【 最新ニュースをアプリでサクサク読むなら! 】

好調阪神打線は達成できる? 打撃成績がすべてリーグ1位のチームは過去にあったのか

週刊ベースボールONLINE


新人の佐藤輝明がすでに7本塁打するなど、好調な阪神打線

 2021年4月27日時点で、「2位に2ゲーム差をつけてリーグ首位」と今季の阪神は開幕から好調だ。強さの要因はリーグトップの打撃陣だろう。同日時点で、チーム得点、打点がトップで打率、本塁打、盗塁など、その他の部門でリーグ2位につけている。早計ではあるが、チーム打撃成績がすべてリーグトップでシーズンを終えることも期待してしまうほどだ。では、過去に「最終的なチーム打撃成績がすべてリーグトップ」というチームはあったのだろうか?

過去に全部門トップだったのは1チームのみ


 今回は、2リーグ制となった1950年以降を対象に、

・チーム打率
・得点
・安打
・二塁打
・三塁打
・本塁打
・打点
・盗塁

 といった、チーム打撃項目がすべてリーグトップだったチームを調べてみた。その結果、すべての部門で他を圧倒したチームは「1978年の阪急」のみ。70年もの長い歴史の中でたった1チームしか達成できていないのだ。

 3年連続で日本一を達成していた阪急は、上田利治監督が率いて5シーズン目ということもあり、まさにチームの円熟期を迎えていた。前年までの勢いのままに開幕から好調を維持し、圧倒的な強さで前期優勝。後期は打って変わって近鉄と熾烈な首位争いを繰り広げる。阪急は近鉄との直接対決で負け越したこともあり終盤まで接戦が続いたが、最後は地力に勝る阪急が近鉄を退けた。最終成績は82勝39敗9分でチーム打撃成績は全部門リーグトップ。投手成績もリーグトップと完璧な成績を残した。


78年、打点王を獲得した阪急・マルカーノ(左)と上田監督

 阪急以外は、V9の巨人も黄金期の西武も達成できていない。本塁打が及ばなかったり、盗塁数が足りなかったりと、惜しくも完全制覇を逃したチームも数々あった。1950年から2020年までの期間で、惜しくも1部門届かなかったケースは以下の12例。

●1951年 巨人(本塁打)
●1954年 巨人(盗塁)
●1957年 巨人(盗塁)
●1964年 南海(盗塁)
●1971年 巨人(本塁打)
●1997年 西武(本塁打)
●1997年 ヤクルト(本塁打)
●2000年 日本ハム(三塁打)
●2003年 阪神(本塁打)
●2005年 ロッテ(本塁打)
●2016年 広島(二塁打)
●2017年 広島(二塁打)
※( )内はリーグトップを逃した部門

 強打の巨人は盗塁数でトップに立てなかった例が2シーズンある一方で、盗塁はトップなのに、肝心の本塁打が伸び悩んで完全制覇を逃した年もあった。また、最近では広島が2016年、2017年とともに二塁打の数で及ばず。チーム打撃のコンプリートはできなかった。

 ベテランとルーキー、助っ人のいずれもが活躍し、今季打撃好調の阪神。目指すはリーグ優勝ではあるが、チーム打撃部門でも全てリーグトップとなれるのか。1978年の阪急以来となる大記録達成を期待したい。

文=中田ボンベ@dcp 写真=BBM

TOPICS

ランキング(スポーツ)

ジャンル