朝のプチ断食で一石三鳥
毒出しといっても難しそう……と思う人もいることでしょう。
鍼灸師で薬剤師の平地治美さんは、「1日2食にするだけで効果はてきめん」だと言います。
現代栄養学では、「1日3食」が基本といわれていますが、日本人が1日3食になったのは、明治時代からといわれています。
朝食を食べずにせっせと農作業をこなしていた時代の方が長いので、日本人には朝食抜きの方が体に適しているのだとか。
前日の夕飯から時間がたっているのに、食べ物が入ってこない!
広告の後にも続きます
この緊急事態に、体は眠っていた機能を発揮。
生命を維持するために、体内に潜んでいた毒素や老廃物を一斉に出そうとするというわけです。
本来、朝はしっかりと便や尿の老廃物を出す時間。
朝食を抜いて朝のプチ断食を行えば、毎朝の排便が習慣になる、ちょっとの空腹のおかげで午前の仕事がはかどる、朝食の時間がなくなりゆとりの時間ができるなどの効果が望めます。
空腹時に分泌される「モチリン」が毒出しの強い味方
そもそも食べ過ぎは、肥満だけでなく冷えの原因になるとされています。
食べ物を消化するとき、胃腸を働かせるために体中の血液が集められます。