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年を取るとなかなか眠れなくなるのはなぜなんだろう?睡眠スイッチの老化によるもの(米研究)

カラパイア

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 高齢者においては、不眠で悩む人が多いという。若いときはまるでスイッチがいきなり切れたかのように、バタっと横になるとすぐに眠れた人でも、なかなか眠りにつけないようだ。

 高齢になるにつれ、若い時のようによく眠れなくなるのは、まさにそのスイッチの切り替えがうまくいかないからだそうで、脳内にある覚醒スイッチを切る部位の細胞が失われ始めるからだという。

歳を取ると睡眠の質が落ちる理由


 研究者たちは、意識的な思考を遮断して眠りに入るための細胞グループを特定し、年をとるにつれてこれら抑制ニューロンがむしばまれて、のちに睡眠障害を引き起こすと考えている。

 アメリカ、ハーバード医大のクリフォード・サパー教授によると、70代の人は20代の人よりも平均一時間ほど眠りが短いという。また、アルツハイマー病患者も睡眠が分断されて、よく眠れないという同じ状況が見られるという。

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photo by Pixabay

 加齢やアルツハイマーなどの病気によって、神経細胞が失われることが、高齢者が睡眠障害に直面する主な原因なのかもしれない。睡眠不足や、睡眠の断片化は、認知機能障害、高血圧、血管疾患、糖尿病など数々の健康問題とも密接に関係している。

 サパー教授のチームは、ラットの脳内に、睡眠スイッチとして機能する腹外側視索前野というニューロンのグループを発見した。これらは人間の脳でも、脳内の覚醒システムのスイッチを切り、眠りに入らせる同じ働きをしていることがわかっている。

 サパー教授の行った動物実験では、このニューロンが喪失すると、深刻な不眠症を引き起こし、通常の50%しかまともに眠れず、あとは断片的な眠りだったことがわかった。人の脳内の抑制細胞のグループが、これと同じような場所にあり、ラットの脳で見つかったような同じ化学作用をしていた。

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睡眠スイッチエリアのニューロンが少ない人ほど眠りが浅い


 科学者たちは、実験に協力してくれた45人の高齢者たちの脳データを分析した。彼らは65歳から平均89歳で死ぬまで、睡眠中の脳内をモニターするために、頭に動作感知器をつけることに同意してくれたのだ。

 脳の動きを調べると、睡眠スイッチエリアのニューロンが少ない人ほど、眠りが断片的になって、よく眠れていないことがわかった。もっとも少ない人は、睡眠時間の40%も眠っていないという。


via:dailymail・原文翻訳:konohazuku



 睡眠の質や、睡眠時間は、年齢を重ねると共に変化するといわれていて、人は2歳で12時間、20歳では8時間連続して眠ることができるが、70歳になると6時間続けて眠るのも困難になるという結果もでている。

 これまでは若いころと比べ運動量が少なくなったため消耗するエネルギーが少ない為眠れないとか、排尿が近くなるため、トイレに欲起きるから睡眠のリズムが崩れてしまうとも言われていたが、どうやら睡眠スイッチが関係していたようだね。

 若くても眠れないという人はもしかしたら睡眠スイッチが壊れている可能性もあるってことだね。このスイッチを修復できるような今後の研究に期待したい。

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