マンガ「これって差別?」のカット(NEGI@エッセイ漫画さん提供)

【マンガ本編】障害を持つ息子から、ほかの親子に距離をとられ「差別された?」 母親の考えとは?

ほかの親子が息子から距離を取った…父親はショックを受けるが?

 障害児の保護者として考えたことを描いたマンガ「これって差別?」前後編が、Instagramで合計3500近くのいいねを集めて話題となっています。

 11歳の息子と一緒に公園に行った父親。息子がブランコに乗っていると、隣で遊んでいた親子が立ち去っていきました。その行動に、「息子が差別されたのでは?」と父親はショックを受けたのですが、話を聞いた母親の意見は違っていて……。読者からは、「納得しました」「すごく考えさせられます」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、エッセイマンガをInstagramとブログ「ねぎ漫画」で発表しているNEGIさんです。NEGIさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーーなぜ、この作品を描こうと思ったのでしょうか?

 障害児育児をしていると、どうしても周りの目が気になってしまう親御さんは多いです。日々大変な思いをしながら生活しているせいか、余裕がなく、マイナス思考にもなりやすい印象があります。

 今回のエピソードのように、真相を確かめる術がないのに『差別かも?』と予想して傷つくこともあるかと思います。でも、その前に一度いろいろな方向から考えてみてほしい。自分の予想とは違っている可能性があることに気付けば、気持ちが楽になると思うんです。相手は自分とはまったく違う人間ですから。

「誰かの心を守るキッカケになればいいな」と思って描きました。

ーー両親そろって子供たちと出かけるとき、差別的な視線などを感じたことはあるのでしょうか?

 いまのところ、ないです。

ーーもし本当に差別的な扱いをされたとしたら、どう対応しますか?

「そんな考えもあるんですね」と、とらえるようにします。嫌なら関わらなければよいので、「私は私、あなたはあなた」で生活すればよいのではないかなと思います。押し付け合いではなく、お互いに思いやり、過ごしやすい距離感は持つべきだと考えています。

ーーたつきくんは、正しいブランコの乗り方をマスターしましたか?

 練習中ではありますが、きちんと指示を聞いて乗れています。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

 皆さんも同じように、周りの人のこともしっかり考えていらっしゃいました。障害児の親は、周りに迷惑をかけないよう、人の少ない時間帯や公園を選んでいます。子供のコミュニケーション能力が低ければ、安全を考えて遊べるように、親は神経を使っています。公共施設などでは利用者それぞれが思いやりを持って利用できたらいいなと思います。