テレビアニメ『鬼滅の刃 柱稽古編』の第3話「炭治郎全快!! 柱稽古大参加」のカット (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

【画像】原作にはない描写に「歓喜!」 これが本当は出番がなかったはずの『鬼滅』キャラです(5枚)

原作の細やかな設定を組み込んだアニオリが秀逸

 2024年5月より放送中の『鬼滅の刃 柱稽古編』は春クールで放送されているアニメのなかでも群を抜いて注目度の高い作品です。放送中、放送後は関連ワードがSNS上でトレンド入りし、豪華な声優陣や原作では描かれなかったアニオリ展開にさまざまな声があがっています。

 特に『柱稽古編』ではアニオリ描写が多く、1話、2話はアニメオリジナルエピソードがかなりの割合をしめていました。5月27日に放送された3話「炭治郎全快!! 柱稽古大参加」では、本格的に柱による稽古が始まります。最初は元柱「宇髄天元」による厳しいしごきが待っていました。かなりのボリュームで充実感のある3話ですが、実は原作で考えると「たった6コマ」しか進んでいません。

 アニメのいわゆる「引き延ばし」は、より長く放送するためにアニオリを追加してボリュームアップを図ることを指します。予定のなかった内容が追加されることは、場合によっては「作品の世界観と違う」「だらだら感が否めない」などと否定的な声があがるリスクも背負わなければなりません。そんななか『鬼滅の刃』のアニオリはかなりの割合を占めているにもかかわらず、多くの視聴者から称賛を浴びています。

 原作で描かれているのは天元による厳しい修業を少し楽しそうに励む炭治郎や天元の嫁3人による手料理のシーンが一部描かれただけで、それ以外はアニオリです。また原作では1コマしか描かれなかった、炭治郎と水柱「冨岡義勇」のざるそば早食い勝負の行方がアニオリで描かれました。

 たった数コマから生まれたとは思えないほどのストーリーの説得力にファンからは「原作の補完がドンピシャ」「原作では描かれていない裏側の膨らませ方がうまい」「奥行きがすばらしい」などと称賛の声があがっています。

 第4話に始まる霞柱「時透無一郎」の修行は、原作では8コマで終了しています。この8コマがアニメ版ではどのように描かれるのか、原作ファンもそうでない人もワクワクしながら4話の放送を楽しめそうです。