ドラマ『アカイリンゴ』キービジュアル (C)ABCテレビ

【画像】え…っ? 流していいの? これが原作通りに「過激すぎ」た実写版ドラマです(4枚)

「深夜」とはいえ、地上波なんですが?!

 ハードな暴力シーンや流血シーン、性的なシーンなどが多い青年マンガが実写化される際、原作ファンから「あれを再現するのはヤバいって」「コンプラの問題で不自然にカットになりそう」と心配されることも少なくありません。

 しかし、近年は年齢制限が付けられる映画だけでなく、誰もが観られる地上波で実写版のドラマが放送されるケースも増加しました。人気アイドルがキャスティングされ、ファンが「推し活」の一環で視聴するも、「過激過ぎて観たのを後悔した」といった戸惑いの声がSNSでトレンド入りを果たす珍事をも巻き起こしています。

 今回は、そんな「よく地上波で流せたな」と言いたくなるような過激なマンガの実写ドラマを振り返ります。

『アカイリンゴ』

『アカイリンゴ』(作:ムラタコウジ)は、性行為が違法となった日本を舞台に、主人公・犬田が性交が行われる会員制クラブで憧れていた女優・美空と出会い、事件に巻き込まれていくサスペンス作品です。作者のムラタ先生も「作者自身が映像化はあり得ないと思いながら描いてた作品」とコメントしているように、過激な濡れ場がたびたび登場します。

 読者からも「アニメ化も実写化も難しそう」「R18指定で映画化がギリかな」と言われていましたが、2023年に放送された実写ドラマでは、ほぼ毎話セックスシーンや激しく責められるシーンが盛り込まれ、SNSには「地上波でここまでやるとは思わなかった」と驚きを隠せない視聴者の反応が多数ありました。

『アカイリンゴ』の撮影現場には、露出や身体的接触を伴うシーンを撮影する際に役者・監督の間で調整を行う専門家・インティマシーコーディネーターが携わっていたことがインタビューなどで明かされており、過激でありながらもギリギリのラインの濡れ場を再現していたようです。

 主演を務めた小宮璃央さんや幼馴染・優を演じた川津明日香さん、美空を演じた新條由芽さんは、いずれも戦隊モノや仮面ライダーなど特撮作品のメインキャストを過去に経験しており、それらの作品をきっかけにファンになった人たちは「こんな役までできるなんてすごい」「イメージがガラッと変わりそう」と温度差に衝撃を受けていました。

『シガテラ』

『ヒミズ』『ヒメアノ~ル』など実写化された作品が多い古谷実先生の代表作のひとつで、いじめられっ子の高校生・荻野の日常の幸せとそれを蝕む「非日常」を「毒」という切り口で描いたマンガ『シガテラ』は、2023年に約20年の時を経て実写ドラマがテレビ東京で放送されています。

 実写ドラマ『シガテラ』では、原作にもあったセックスシーンが驚くほどしっかり再現されていました。特に醍醐虎汰朗さんが演じる主人公、荻野と恋人の南雲ゆみを演じた関水渚さんがラブホテルのバスルームで裸で抱き合うシーン、いじめっ子の同級生である谷脇の彼女で、吉原怜那さんが演じるアキコと荻野が一線を超えてしまうシーンは、「テレ東攻め過ぎ笑」「ここまで再現するとは思わなかった」と原作ファンの驚きの声も出ています。

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まさか?グロ過ぎるシーンが話題を呼んだ実写ドラマ

『マイホームヒーロー』



ドラマ『マイホームヒーロー』キービジュアル (C)山川直輝・朝基まさし/講談社/ドラマ「マイホームヒーロー」製作委員会・MBS

 平凡で推理小説オタクなサラリーマンが、娘を傷つけるDV彼氏を殺害してしまったことから始まるサスペンスマンガ『マイホームヒーロー』(原作:山川直輝 作画:朝基まさし)は、凄惨なシーンが数多く登場し、アニメ化に続いて実写化される際は「どこまで再現できるんだ?」と戸惑う原作ファンも少なくありませんでした。

 主人公・鳥栖哲雄が止むに止まれぬ状況から娘の彼氏・延人を殺害、隠蔽工作のために死体を処理するという衝撃的なシーンには、原作を読んでいない人からも「そりゃ深夜ドラマになるよなぁ……」といった声が上がっています。

「実写になったぶん、死体の描写が生々しい」といった感想も多くあったように、「解体した延人の死体をバクテリアと植木鉢を使って分解する」シーンでは、リアルな肉片が画面に映り込んでいます。あまりにもエグい描写に「予想以上にガッツリ見せる演出で怖かった」「しばらく肉食べたくなくなった」といった悲鳴もあがっていました。

 そして2024年3月には実写ドラマから7年後を描く『映画 マイホームヒーロー』の公開を控えていますが、原作では第2部にあたるエピソードが、丸々カットされることが明らかになっています。哲雄の妻・歌仙の実家が当主である特殊な村を舞台にした第2部は、村がほぼ壊滅状態に陥るほど死人が続出する強烈な内容だったため、「個人的には1番面白いけどさすがに無理か」「難しいのは分かってたけど映像で観たかった」と惜しむ声も出ていました。

『なれの果ての僕ら』

 小学校の同窓会をきっかけに再開した主人公たちが壮絶な監禁事件に巻き込まれ、極限状態に追い詰められていく様を描いたサスペンスマンガ『なれの果ての僕ら』(作:内海八重)も、実写化の発表時にグロテスクなシーンの多さを理由に原作ファンから心配されていた作品です。

 原作では冒頭から約3日間にも渡る監禁事件によって12名もの犠牲者が出ていることが明かされるほか、第1話でクラスメイトがバラバラ死体となって発見されるなど、ハードな展開が相次いでいました。

 実写ドラマにおいても第1話からバラバラ死体の場面のほか、逃げ出そうとした同窓会の参加者が濃硫酸のガスで殺されるという展開も描かれ、「しょっぱなからハード過ぎる」「グロ描写で本気出し過ぎだけど面白い」と、原作を読んでいない人たちからも反響が見られました。

 また、事件の首謀者・夢崎みきおは、『仮面ライダービルド』で主演を務めた犬飼貴丈さんが演じており、ヒーロー役とは真逆のキャラクターに「ギャップが凄過ぎる」と驚く声も続出しています。