年齢とともに変わってきた感覚を描いたマンガのカット(柿ノ種まきこさん提供)

【マンガ】「おばさんになった」と、しみじみする女性 でも年を取ることには後ろ向きなわけではなくて? 本編を読む

「楽しい」の基準に変化を実感

 年齢とともに変わってきた感覚を描いたマンガが、Instagramで2200以上のいいねを集めて話題となっています。

 若い頃のように、おしゃれをすることにときめかなくなり、「おばさんになった」と感じる作者。しかし、若い頃には気付けなかった楽しみがどんどん増えていて……。読者からは、「自分のことかと思った」「めちゃくちゃ分かります」「年を重ねる喜びですよね」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、一児の母でありSNS漫画家の柿ノ種まきこさんです。これまでに『アラフォーまきこのごゆるり家事』(KADOKAWA)などの作品を手がけています。InstagramやTwitter(現:X)でマンガを発表しています。柿ノ種まきこさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーーいつ頃からご自身の変化を感じ始めましたか?

 やはり、育児をするようになってからだと思います。子供が生まれて、ただ毎日健やかに育てることを目標に過ごしてきましたが、現在娘は5歳になり、少しずつ手がかからなくなってきました。自分を見つめ直す時間ができ、「なんか私変わったな~!」と感じました。

ーー若い頃はどんなことが楽しみでしたか?

 若い頃はファッションが好きで、流行りの服やメイクを日々研究していました。おしゃれをして、友達と話題のカフェに行ったり、おしゃれなご飯屋さんへ出かけたり。いま思うと、すべて雰囲気を楽しんでいた気がします。

ーー暮らしの参考にしている方などはいますか?

 暮らしの参考にしているのは、モデルのはなさんのInstagramです。昔と変わらずかわいいルックスと雰囲気で、「こんな風に年齢を重ねられたらいいな」と、憧れています。Podcastでは「ゲイと女の5点ラジオ」が大好きです。同世代のおふたりが、それぞれに思うおばさん像を語っていて、毎週聴くたびに共感しています。

ーー季節を感じながら、楽しんでみたいことはありますか?

 紅葉狩りです。若い頃は「紅葉狩りって何? 景色を見て何が楽しいの?」というタイプだったのですが、いまは季節の景色を見ると、本当に心が洗われる気分になります。不思議です。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

 同世代の方から「分かる!」と共感のコメントを多くいただきました。「服よりも、産直で野菜を見る方がテンションあがる!」「興味のなかった絵画に沼っている」「ディズニーより道の駅に行きたい」など、「そうそう!」と私も共感して深くうなずけるようなコメントもいただきました。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

 日々育児と家事に追われる生活のなか、アラフォーになってふと気付きました。若い頃にあんなに気にしていたファッションや美容に、いまはさほど興味がないし、趣味にハマるほど時間もないし……。「私っていま、何をしているときが楽しいんだろう?」という疑問から、マンガを描きました。