SwitchBoxより(イメージ)

 「週刊少年ジャンプ」での連載が最終章を迎え、物語の核心に迫るエピソードが続いている国民的漫画『ONE PIECE』(尾田栄一郎)。11月13日発売のジャンプ最新号に掲載された1098話の内容にファンが騒然としている。

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 最新話のため具体的なネタバレは避けるが、連載では現在、謎多き重要キャラクターである「バーソロミュー・くま」を中心とした過去のエピソードが展開中。主要キャラクターを巡る過去編はこれまでも深い悲しみを伴うものが多かったが、それらと比較してもあまりに残酷な内容で、作品世界に深く入り込んで描く尾田氏の精神状態を心配する声まで上がっている状況だ。

 そんな声に拍車をかけているのが、『ONE PIECE』という作品には珍しくーーというよりほとんど初めて、ネーム(下書き)段階と思われるコマが散見されることだ。トビラ絵(ブルックの足)に「原稿上がりませんでした。ごめんね」と書かれていることから、「あえて荒々しく描写した」ような、意図したものではないことがわかる。

 とはいえ、未完成でも描き込みは凄まじく、エピソードの残酷さを強調する演出だと思えるほど読み応えのある一話になっていた。この内容なら時間がかかって当然……と、納得しているファンが多い印象だ。

 この一話について、芸能界随一の『ONE PIECE』マニアとして知られる野田クリスタルも自身のX(旧Twitter)で「覚悟してたけどきちー」「はぁ」と連続でポストしている。

 昨年の11月28日には、自身の誕生日であることに触れもせず「ONE PIECE 野田栄一郎の外れたら土下座考察」と題した配信を行い、「カイドウ生存説」「プルトンの正体」「ロードポーネグリフが赤い理由」などの鋭い考察を見せていた野田クリスタル。今回の過去編にも想像をめぐらしていたと考えられるが、それでも「きちー」という感想がこぼれるほどの内容だった。

 作画に関して、単行本収録時に修正されることは間違いない“レア回”であり、単行本派のファンもチェックしておきたいところ、しかし、ここに至るまでの文脈を飛ばしていきなり読むには重たすぎる内容なので、「今週号のジャンプを買っておき、単行本発売時に読み比べる」のがいいかもしれない。

(文=小原良平)