フジテレビ系列で放送中のアニメ『ONE PIECE』(ワンピース)。9月3日(日)には1074話「モモを信じる ルフィ最後の大技!」が放映。

本放送から、オープニング主題歌がSEKAI  NO OWARIが歌う「最高到達点」に一新され話題に。歌詞や美しい映像のほか、サンジの“おでん”の小ネタや“ワ(輪・和)”の演出が視聴者の心を掴みました。SNSの感想とともに、話題になった点を振り返ります。

※記事の特性上、内容に触れています。

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セカオワの新主題歌がエモい…!「まさに最高到達点」「鬼リピ確定」

本作では初となる、SEKAI NO OWARIが新主題歌を担当。「最高到達点」がこのオープニングのために書き下ろされました。

SEKAI NO OWARIと原作者の尾田栄一郎先生は親交が深く、尾田先生がセカオワのライブへ足を運んだり、メンバーを自宅へ招いたりしたエピソードも明かされています。そんな彼らが創る物語性の高い楽曲のなかに、どんな『ONE PIECE』が描き出されるのか、主題歌決定時から期待が高まっていました。

完成したオープニングはアップテンポで爽快なメロディにのせ、ワノ国のこれまでとルフィが戦うまさに今、そしてこれからが映し出される美しい映像と構成が印象的。

とくにサビでは“ギア5”ルフィが満面の笑顔で登場し、「あと少しだけ動いて」「目覚めの時」とまさにルフィの“最高到達点”をそのまま歌い上げるような歌詞と映像のマッチに興奮せずにはいられません。

そしてルフィが導いた“夜明け”を表すかのような後半パートでは、麦わらの一味やワノ国の人々の楽しげな日常が描かれ、ラストはこれまでのワノ国編アニメのカットからなる「ONE PIECE」のモザイクアートで締めくくられます。

ワノ国編の集大成とも言えるエモさが滲む新オープニングに、SNSでは「クオリティがまさに最高到達点」「ワノ国のみんなが笑顔になって嬉しい」「ワノ国の“全部”が詰まってる」「そのモザイクアートは最終回でやるやつなのよw」「良すぎて鬼リピ。すでに100回近く見たかも」と絶賛が相次ぎました。

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キャラ愛に溢れる仕掛けに注目!秀逸な構成に考察も

さらに、映像をよく見るとサンジがふるまうおでんにはたっぷりの「がんもどき」と「きんちゃくもち」が並んでいることに気づきます。

これらは実はコミックスのSBS(質問コーナー)で公開されている、あるキャラクターたちの好物。粋な計らいに「嬉しい。大号泣した」「ファンからしたら激アツすぎる」「愛に溢れてる」「この仕掛けはずるい」と歓声があがりました。

また、各シーンの中心に丸い輪や円の形が据えられていることにも注目。

これは「ワ(和)」ノ国で「ワ(輪)」のように紡がれてきた歴史と縁や作品を象徴する「ひとつなぎ」の輪を感じさせ、大団円を祝うかのよう。丸の連続のなかで光月家の月とルフィの太陽が“夜明け”を迎えるように繋がり「ONE PIECE」の「O」に辿り着く演出も秀逸です。

気づいたファンからは「円と縁のダブルミーニングかな?」「タイトルロゴに繋がるのすごい!」「忍者海賊ミンク侍同盟の「輪」がワノ国を“夜明け”に導くことで「ONE PIECE」に繋がる完璧な構成」と考察も。

スピード感ある楽曲ながら、どこか優しいVo.Fukaseさんの歌声が“夜明け”を勝ち取った麦わらの一味とワノ国の人々を称えているようにも感じられる一曲になっています。こだわりぬかれた映像とあわせ、これから毎週楽しめるのが嬉しいですね。