バロンにお姫様抱っこされるハル 画像は『猫の恩返し』の場面カット (C)2002 猫乃手堂・Studio Ghibli・NDHMT

【画像】違和感なさすぎ! 男性俳優が演じた『ジブリ』キャラたち(6枚)

キャスティングに驚きの声があがった女優とは

 スタジオジブリ作品では、多くの有名俳優や声優が声を担当しており、そのなかには、視聴者に意外と知られていないキャスティングも存在しています。意外な俳優がジブリキャラの声を担当していることを知ると、作品を観る楽しみが増えるかもしれません。

『猫の恩返し』

 まずは、2002年に公開された映画『猫の恩返し』です。この作品は、猫の国の王子、ルーンを助けたことをきっかけに始まり、「猫の国」での不思議な体験を描いたお話です。

 猫の国に迷い込んでしまうヒロイン・吉岡ハルの声を、女優の池脇千鶴さんが担当しています。池脇さんは、2003年の映画『ジョゼと虎と魚たち』のほか、2018年公開の映画『万引き家族』など、数々の名作に出演している実力派女優です。

 そんな池脇さんが担当したハルの声は「池脇さんの声がすごくかわいくて好き」「池脇さんみたいな声になりたい」など、かわいらしくて特徴的な点が高く評価されています。

『思い出のマーニー』



夜空の下でたたずむマーニー 画像は『思い出のマーニー』の場面カット (C)2014 Studio Ghibli・NDHDMTK

 続いて、2014年に公開された映画『思い出のマーニー』です。この作品は、イギリスの児童文学作家ジョーン・G・ロビンソンによる小説をスタジオジブリが映画化したものです。原作はイギリスが舞台となっていますが、スタジオジブリ版では物語の設定を北海道に移し、12歳の少女・杏奈と、彼女の前に現れる謎の少女・マーニーの心の交流を描いています。

 物語のキーパーソン、マーニーの声を担当したのは女優の有村架純さんです。かわいらしいルックスと確かな演技力が魅力の有村さんは、NHKの朝ドラ『ひよっこ』や映画『ビリギャル』など多くの作品に出演しています。

『思い出のマーニー』では、300人ほどが参加したオーディションを勝ち抜き、有村さんがマーニー役をつかみました。映画『思い出のマーニー』公式サイトには、有村さん自身の「(スタジオジブリの作品で)数々の役者さんがアフレコをしてきたなか、自分もその憧れの世界に飛び込んでいけることに、前向きな気持ちでいっぱいです」というコメントが掲載されていました。

 有村架純さんがマーニーの声を担当していたことに対し、ファンの間では「マーニーから有村架純感がまったくしないからすごい!」「知っている声のはずなのに馴染んでるから、全然気付かなかった!」など、絶賛されています。今作がアニメ作品への初参加だったという有村さんですが、マーニーという役への深い理解と情熱が、ファンの心をつかんだのかもしれません。

『コクリコ坂から』



ひとつの傘に一緒に入る海と俊 画像は『コクリコ坂から』の場面カット (C)2011 高橋千鶴・佐山哲郎・Studio Ghibli・NDHDMT

 最後は、2011年に公開された映画『コクリコ坂から』です。この作品は、横浜にある下宿屋を切り盛りする16歳の少女、松崎海がヒロインです。通っている高校で起きたとある事件をきっかけに、風間俊という青年と出会った海は、彼と次第に惹かれ合っていきます。しかし、ある日、ふたりに「自分たちは兄妹かもしれない」という試練が襲いかかり……というお話です。

 海の声を担当しているのが、『コンフィデンスマンJP』シリーズや『海街diary』など数多くの映画に出演し、クールな役からコミカルな役など、幅広い演技でファンを魅了している女優の長澤まさみさんです。

 長澤まさみさんは、海役を演じることになったことについて、『コクリコ坂から』の公式ホームページで「海ちゃんのしっかりとした芯のあるところをキチンと出せるよう、丁寧に落ち着いて取り組みたいです」とコメントしています。この発言には、難役にも落ち着いて臨むという、長澤さんの女優としての心構えがあらわれているのかもしれません。

 そんな長澤さんの演技について、ファンからは「長澤まさみちゃん、多才だなぁ」「声がジブリのイメージにぴったり」などの声をあがっており、長澤さんがジブリの世界観にマッチしている点が高く評価されています。

 池脇さんに有村さん、長澤さんは、それぞれ映画やドラマで高く評価されている女優さんたちです。言われなければなかなか気づかないけれど、名前を聞けばそれぞれの演技力にも納得させられる、見事なキャスティングといえるでしょう。