『フィギュアーツZERO アーロン』(BANDAI SPIRITS)

【画像】全体的に攻撃が「痛かった」アーロンの「トラウマ武器」(3枚)

残虐な魚人海賊・アーロンの再登場説には賛否あり?

『ONE PIECE』でナミの故郷であるココヤシ村を長年支配し、ナミの義母であるベルメールを殺めたのが、魚人の海賊・アーロンでした。アーロンの呪縛からナミを解放するため、ルフィたち麦わらの一味は、アーロンのアジト「アーロンパーク」に乗り込み、最後には彼を撃破しています。

 残虐な海賊のアーロンですが、ネット上では最近「アーロン再登場まだかなぁ」「アーロン再登場したら熱い」など、彼の「復活」を期待する声も多くあります。

 アーロンはもともと仲間と魚人島の周辺で人間を相手に海賊行為を行っており、その後は魚人の探検家フィッシャー・タイガーが聖地マリージョアを襲撃して奴隷たちを解放した後に結成された、「タイヨウの海賊団」の一員となりました。元タイヨウの海賊団2代目船長のジンベエの回想シーンにも登場し、ジンベエは「11年前… アーロンの奴を『東の海』へ解き放った張本人は… わしなんじゃ!!!」と発言しています。

 アーロンは「大アニキ」と呼んで慕っていた、フィッシャー・タイガーの死の原因を作った人間への憎悪を募らせ、海軍を襲撃してインペルダウンに入れられていました。そして、魚人島が世界政府に近付くためにジンベエが「王下七武海」に入ると、恩赦で釈放されたアーロンはジンベエが「人間の狗」になると考えて怒って袂を分かち、もともとの仲間と一緒に「東の海」へ向かっていたのです。ただの悪党ではなく、人間からの差別によって苦しんだアーロンの過去が明かされ、読者は衝撃を受けました。

 さらに幼い頃に天竜人の奴隷として働かされ、現在は革命軍に所属するコアラはフィッシャー・タイガーによって救い出されており、同じ海賊団の一員であったアーロンと面識があります。人間は必ず魚人への差別をやめないと考えていたアーロンは、コアラが魚人たちと打ち解け、「あたし村のみんなに言うよ!! 魚人にはいい人達がたくさんいるって!!」と話す姿を見ても、「大人になる頃にゃあのガキも他と同じになる」と言っていました。

 しかし、タイガーが「何も知らない次の世代」として希望を感じていたコアラは、大人になって革命軍として、「世界政府および天竜人の打倒」を目指して戦っており、さらに「魚人空手」の師範代にもなっています。そんな経緯もあり、「アーロンのしたことは許せないけど、だからこそコアラと再会してほしい」「成長したコアラを見て、考えを改めたらアツい」との意見も出ていました。

 またアーロンの腹違いの妹であり、占い師のマダム・シャーリーも「魚人島編」で登場しています。彼女は占いで「ルフィが魚人島を滅ぼす」との予言をしており、この言葉が本当になるかどうかはまだ分からない状態です。「アーロン再登場して、シャーリーと再会してほしい」「わざわざ妹という設定にしてるってことは、今後絡ませる気あるでしょ」と、希望の声もありました。今後また魚人島にルフィが関わる際には、アーロンが再び登場することも十分考えられます。

 最終章で活躍しそうなキャラクターたちとの関わりも多いうえ、天竜人や魚人差別とも深い関係があるため、アーロンの再登場の可能性は高いかもしれません。

 一方でネット上では、「ベルメールさんを殺めたこと、ナミにしたことは許せない」と、アーロンに良いイメージを持っていない人も多くいます。「外道過ぎるから出てほしくない」「そんなに強くもないから再登場させる必要はない」など、アーロンの復帰には意見が分かれているようです。

 ちなみに、アーロンを逮捕するために、当時中将だったボルサリーノ(黄猿)が出向いていた描写もあったため、彼の実力に関しては「実はかなり強いのでは」「ルフィに倒された時は東の海で腕が鈍っていただけ」などの意見もありました。ルフィに負けた後は海軍に連行されたアーロンですが、今後登場する余地はあるのでしょうか。