和田雅成「この作品を愛して作品作りに挑んでいきたい」 ミュージカル「ヴィンチェンツォ」記者発表イベントレポート

ミュージカル「ヴィンチェンツォ」の記者発表イベントレポートが到着した。

スタジオドラゴンが手掛けるドラマ『ヴィンチェンツォ』の世界初となるミュージカル化を発表した本会見、壇上には主役のイタリアマフィアのコンシリエーレ(相談役)である弁護士ヴィンチェンツォ・カサノ役の和田雅成、ヴィンチェンツォとともに大胆不敵な復讐に挑む弁護士ホン・チャヨン役の富田鈴花(日向坂46)、ヴィンチェンツォ、チャヨンと対立するウサン法律事務所の主力弁護士であるチェ・ミョンヒ役の佐藤仁美、スタジオドラゴンのコンテンツ事業・運営統括兼コンテンツ運営局局長ユ・ボンヨル氏が登壇いたしました。

韓国での放送開始と同時に、Netflixで世界190か国へ配信された本作がミュージカル化されることについて、ユ・ボンヨル氏は「スタジオドラゴンにとって有意義な日です。世界で初めてヴィンチェンツェオをミュージカルとして舞台に上げられること、素敵なキャスト、ミュージカル制作に関わってくださっているすべての方に感謝を申し上げます」とコメント。和田は「シンプルに舞台でヴィンチェンツェオを観られるということがうれしいですし、また自分をヴィンチェンツェオ役に選んでいただいて光栄です」と笑顔で語りました。

司会から“特に期待してもらいたいこと”を聞かれた、ミュージカル作品への出演が初となる富田は「アクションシーンがたくさん見られると思うので、私自身も楽しみにしています」、佐藤は「全20話あるドラマをどうミュージカルに落とし込んでいくのか、どう表現してくのか、期待しております」とそれぞれコメント。

壇上で常に仲睦まじい様子を見せながら司会からの質問に答えていく3人ですが、実際に合うのはこの日が初。佐藤が「西のパワーがすごいんだと思う(笑)」と出身地に絡めたコメントで2人を笑わせるなど、早くもチームワークの良さを発揮していました。

さらにドラマ「ヴィンチェンツォ」の脚本を手掛ける、作家のバク・ジェボムからのメッセージも到着。「ミュージカル『ヴィンチェンツォ』は原作とは異なる色彩で観客により大きな感動とおもしろさを与えてくれると信じています」とスタッフ・キャストへ絶大な信頼を寄せるコメントを発表し、ミュージカル化への高い期待を見せました。コメントを受けた和田は「言葉が心に刺さりますね。期待を裏切りたくないという思いが1番にありますので、しっかりと準備して臨みたいと思います」と語り、3人とも身が引き締まった様子でした。

ここで本ミュージカルの予告編映像とキービジュアルも初解禁。本作のシリアスとユーモアが交錯した復讐劇の魅力をたっぷりと詰め込んだ予告映像に、原作さながらのスタイリッシュなスーツに身を包んだ和田・富田・佐藤のビジュアルがスクリーンに映し出され、また上田堪大・竹内將人・鈴木壮麻ら豪華出演キャストも一斉解禁となりました。

ビジュアル撮影の思い出を聞かれた和田は「撮影にかけるスタッフの皆さまの気持ちが本当に強くて、それに乗せていただきました」と興奮気味に語り、富田は「見下すような視線を多く求められたので、こんなの初めてっていうくらい下のアングルから撮っていただきました。新鮮で楽しかったです」と笑顔で振り返りました。

オファーを受けたときの感想を聞かれた和田は「素直にうれしいし光栄だったんですが、普段ミュージカルを主戦場にしている訳ではないので自分で良いのかなと思ったりもしました。ただご一緒させていただくスタッフさんが僕の歌声を知っていて、“可能性がある!”と言っていただいたので頑張ります!」と元気にコメント。富田は「不安と期待が6対4でしたね。ミュージカルは初挑戦ですし、グループを飛び出すというのも緊張するんですが、うれしさもあるという感じですね」、佐藤は「ドラマを観た数日後に舞台の話を聞いて、絶対ミョンヒじゃん! って思いました(笑)すごいうれしかったです」と三者三様に語りました。

本作が初舞台となる富田へのアドバイスを求められた佐藤は、自身の初舞台の思い出に触れ「初舞台は出たい作品に出演させていただいたので勇気づけられましたね。常に全力投球で声を枯らしちゃいましたけど、観にきてくださる方がいるので、この声ではだめだなと後々勉強しましたね」、和田は「歌は心や想いで歌いなさいという言葉をもらったときにすごく楽になったので、想いでは負けないように勝負しました。でもそもそも(富田さん)はうまいので想いを乗せられたら(大丈夫)!」とそれぞれエールを送りました。

また富田へ役作りのアドバイスを求められた和田は「普段から役の癖を取り入れて準備していく派」、佐藤は「稽古しながら作り上げて行く派」とそれぞれ両極端なスタイルを披露。富田は「その真ん中をいけるように頑張ります!」と即座に笑顔で返し、その姿に会場からも笑いが起きました。

本作の主人公のヴィンチェンツォ・カサノは“イタリアン・マフィアの右腕で、弁護士”という正義と悪が混在している”ぶっ飛んだキャラクター”であることから、“実はあまり知られていないご自身のぶっ飛んだ一面を教えてください”という質問が飛び出すと、和田は「トレーディングカードを集めるのが好きなので、ネジが外れてぶっ飛んじゃう感覚で、値段を見ずに買っちゃうときがあります」と趣味に絡めた一面を明かしました。富田はマットレスの上に寝袋を引いて寝ることで、家でキャンプ気分を味わっているという驚きのエピソードを披露、佐藤は「いまだに10時間くらいお酒を飲んでいる」というエピソードを明かし、和田から「シンプルにぶっ飛んでますね(笑)」と即座にツッコミを受け会場の笑いを誘いました。

最後に主演の和田は「多くの方に愛されている作品ですので、僕たちもこの作品を愛して作品作りに挑んでいきたいと思います」と本作への意気込みを語り、本会見は幕を閉じました。

8月11日(金・祝)~13日(日)に兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobe、8月18日(金)~21日(月)に東京・日本青年館ホール、8月25日(金)~27日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼで行われる。

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