「ドラゴンボールZ 亀仙流伝承奥義超かめはめ波!!!! 孫悟空 アニメ フィギュア グッズ プライズ バンプレスト」(バンプレスト)

【画像】覚えてる? 悟空が最初に「かめはめ波」を撃った標的

子供の頃は夢中で真似してたのに?

「週刊少年ジャンプ」の有名バトルマンガの作中では、これまでたくさんのヒーローが「必殺技名」を叫んできました。一撃必殺のその威力と相まって、印象に残っている人も多いのではないでしょうか?

 ところが、ネット上では一部で「ジャンプの有名マンガの必殺技名ってダサいことが多くない?」という声が上がっています。何をもってダサいと考えるかは人それぞれの感覚ですが、ダサいと言われることが多い必殺技を振り返ります。

 まず、『ドラゴンボール』からは、誰もが知る「かめはめ波」の名前が多く上げられていました。悟空の師匠・亀仙人が編み出した、エネルギーを一気に放出させる技です。『ドラゴンボール』において代表的な必殺技ですが、ネット上では「かめはめ波って名前、よく考えると結構ダサくない?」といった声もありました。

『ドラゴンボール』は初期は、かなりギャグテイストが強い作品でした。『DRAGON BALL大全集』 第4巻によると、作者の鳥山明先生の妻である、みかみなちさんがハワイのカメハメハ大王の名をもとに提案した技とのことで、鳥山先生は「ばかばかしくて亀仙人らしい」と、採用したそうです。その後、物語が比較的シリアスになっていっても、「かめはめ波」が使われているため、「ダサい」と思った人もいるようですが、一方で「覚えやすくてキャッチ―だからこれだけ流行った」「かっこつけようとしていない名前の分、むしろ真似しやすい」という意見もあります。

『ONE PIECE』では主人公のモンキー・D・ルフィの必殺技である、「ゴムゴムの○○」シリーズを挙げる声もありました。悪魔の実「ゴムゴムの実」を食べた、ルフィの技のひとつ「ゴムゴムの銃(ピストル)」はその体質を活かした代表的な技ですが、「連載始まったばかりの頃は『ゴムゴム』の技ってダサいと思った。まだ耳慣れていなかったし」といった意見もあり、「gooランキング」の「ジャンプ史上最も『ダサい』技名ランキング」のアンケートでは「ゴムゴムの銃」が2位に選ばれています。

 剣士・ゾロの漢字が多い必殺技シリーズが好きな人が、「ゾロとの対比でダサく感じる」というパターンもあるようです。

 そのほか、『キン肉マン』の「キン肉バスター」や、『トリコ』の「釘パンチ」、『HUNTER×HUNTER』のゴンの「ジャジャン拳」などの名前が上げられていますが、傾向を見るとどれも覚えやすくて、シンプルな技名と言えます。そもそも少年マンガの主人公はシンプルな性格をしていることが多いため、「単純な性格の奴が考えた技って考えたらどれも自然」「ルフィは本人の普段の性格とか考えたら『ゴムゴムのピストル』『ガトリング』『バズーカ』くらいが、思いつきそうな技で、合ってると思う」と、キャッチーな技名として支持も受けていました。

 また「小学生ぐらいはダサいぐらいの技名が、一番カッコ良く感じるんだと思う」という意見のほか、「技名を叫びさえしなければダサさは気にならない」「技名を叫ばないのはもはやバトルマンガとは呼べない」などの意見もあります。

 ちなみに、先ほどの「gooランキング」の1位は、『遊☆戯☆王』の城之内克也の「城之内ファイヤー」でした。その他、『テニスの王子様』の手塚国光の「手塚ファントム」や、『NARUTO -ナルト-』の鬼灯幻月の「蒸気暴威(じょうきぼうい)」など、主人公以外のキャラだと、読者が「ダサい」と感じた技はさらに増えていきます。ただ、「ダサさ込みで好き」「キャラにも愛着が湧く」「応援したくなる」と、支持もされていました。