ハンコックとS-スネークが戦う可能性はある? 「ONE PIECE Log Collection “HANCOOK”」(エイベックス・ピクチャーズ)

【画像】死んじゃった? 安否が不安な強キャラたち(5枚)

強すぎなのに「まだ子供」という恐ろしさ

『ONE PIECE(ワンピース)』の「ワノ国編」が終幕後、天才科学者・ベガパンクの手によって、サイボーグである新型パシフィスタ「セラフィム」の存在が明らかとなりました。「セラフィム」は王下七武海の実力を必要としないほど強力な兵器で、海軍上層部の人たちからもその実力は認められています。

※この記事には単行本105巻未収録の内容を含みます。

 そして「セラフィム」たちは、元王下七武海メンバーをモデルに作られたことが明かされました。モデルになった人物の能力をそのままにパシフィスタ由来の体の丈夫と各自に適した「悪魔の実」の能力が追加されています。

 現在、モデルが明らかなのはボア・ハンコック、バーソロミュー・くま、ジンベエ、ミホークの4名で、それぞれS-スネーク、S-ベア、S-シャーク、S-ホークと呼ばれています。

 彼らは初登場シーンに単体で名の知れた海賊を窮地に追いつめられるほど戦闘力が優れています。しかし、ベガパンク(エジソン)いわく、今の彼らは「まだ子供」とのこと。子供の時点でここまで強力なのであれば、成長していくとどうなってしまうのか、考えるだけでゾッとします。

 読者の間では、そんな「セラフィム」について「『セラフィム』とモデルの人物が戦ったら?」という予想が白熱しています。実際に戦った場合、どのような戦いが予想されるのでしょうか? 今回はすでにサイボーグ化されてしまったバーソロミュー・くまを除く3名のバトルを考察します。

 まず、ハンコックとS-スネークの戦いです。S-スネークは「メロメロの実」の能力を所持しており、戦闘力もかなりのものです。最終章突入後、「女ヶ島」でS-スネークと九蛇海賊団が相まみえています。そのシーンでは、マーガレットたちがかなりの苦戦を強いられていました。しかし、ハンコックやサンダーソニア、マリーゴールドはコビーが率いる海兵たちと戦っていたため直接対決はしていない様子でした。

「女ヶ島」では、たったひとりで大勢を相手にしていたわけですから、ハンコック自身との実力差はあまりない、と考えるべきでしょう。そしてハンコックにはない、幼いがゆえの愛くるしさで、ハンコック以上の人びとを魅了できる可能性が高いです。

 読者も「かわいらしさだけならチョッパーといい勝負しそう」「S-スネークだけ量産しても世界征服できそう」など、メロメロになってしまっているようです。こうして考えると、ハンコックよりもS-スネークに分があるのかもしれません。

 続いて、ミホークとS-ホークの戦いです。S-ホークは「スパスパの実」の能力を所持しており、能力とは別にミホークの黒刀「夜」に似ている長剣を武器として使用しています。刀の扱い方はミホークと同じくらい巧みでゾロはかなりの苦戦を強いられていました。

 しかし、ミホークが苦戦する姿はおろか、負ける姿はまったく想像がつきません。むしろ、同じような実力のS-ホークと戦えることを喜び、「ミホークの笑顔が見られるのでは?」と予想する声もあがっています。やはり経験の差でS-ホークが負けてしまうのでしょうか?

 最後は、ジンベエとS-シャークの戦いです。このふたりは、現在同じ「エッグヘッド」にいるため、対決する可能性がもっとも高い組み合わせです。S-シャークはジンベエと同じく魚人空手で戦います。また、セニョール・ピンクと同じ「スイスイの実」の能力も持っているようです。

 おそらく、ジンベエとS-シャークの技の技術はほとんど同等である可能性が高いです。ジンベエが勝てる要素があるとすれば、体格差くらいでしょうか? 力で押し負けずに済めば勝機は見えてくるかもしれませんが、もうひとつ問題があります。それは「『スイスイの実』の能力をどう攻略するか」です。この能力を無力化できない限り、ジンベエに勝利はないかもしれません。

 そして、いまだに登場していない元王下七武海のクロコダイル、モリア、ドフラミンゴの「セラフィム」はどうなっているのでしょうか? 3人の「セラフィム」はすでに制作されている可能性が高いですが、登場シーンはいまだにありません。もう少し先に登場するのか、それともそもそも作られていないのか。最終章でいつこの事実が明かされるのか、読者から高い関心が集まっているようです。