「北斗の拳一挙見Blu-ray第四部 最終章『ラオウ死すべし!  伝説が恐怖に変わる!』」Blu-ray(東映)

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原作者「ユリアでもいい」

『北斗の拳』の主人公・ケンシロウの宿敵とも呼ぶべき存在、ラオウは物語の中盤でケンシロウとの死闘の果てに、見事な最期を遂げました。そして、物語の後半で彼の息子のリュウが登場しましたが、最後までその母親が誰なのか公表されずじまいでした。ネット上ではたびたび、「『北斗の拳』最大の謎」として、議論が交わされています。

 リュウの母親として有力視されている女性はトウ・ユリア・レイナの3人です。海のリハクの娘・トウは、幼い頃からラオウに対し一途な想いを寄せていた女性として登場しました。ラオウが歩み寄りさえすればふたりは結ばれていたはずで、リュウの母親だと断定することができたかもしれません。ただラオウはユリア一筋だったので、最後までふたりが結ばれることはありませんでした。そのうえトウはラオウの短剣を奪い、彼の目の前で自害するという凄惨な最期を迎えています。

 物語の流れとしてもトウを母と考えるのは無理があり、ネット上でも「自分の好きな人の子供を産んだのにわざわざ死を選ぶかな?」「ラオウはユリアしか見てないからありえない」といった声が。「トウがリュウの母親である可能性は低い」と推測する読者が多いものの、「いくらラオウといえど、一度くらいは過ちを犯していてもおかしくない」と考える人も一定数いるようです。

 続いての候補はラオウの最愛の人・ユリアです。ケンシロウがラオウを打ち破ったあと、ケンシロウと安息のときを過ごした彼女ですが、のちに病気が原因で息を引き取ることになります。ラオウもケンシロウとの決戦で絶命しており、原作に2人が結ばれた描写はありません。また妊娠や出産の描写もないので、リュウの母親という説は信憑性が低いと言われています。SNSのコメントを見てみると、「リュウの母親はユリア説があるけど、私は不自然すぎると思う」「ユリアに妊娠・出産に耐えられるだけの体力があるとは思えない」など否定派が多いようでした。

 そして最後に紹介するのがレイナです。原作にはいない、劇場版『北斗の拳 ~ラオウ伝 殉愛の章~』に登場したキャラクターですが、ラオウとは幼馴染という関係性でした。ラオウと行動をともにしていくうち、あるきっかけで自分がラオウに想いを寄せていることに気付く描写が描かれています。今まで紹介した女性よりもラオウの近くで多くの時間を過ごし、ラオウもレイナに対して思わせぶりな仕草を見せていました。

 ネット上でも「ユリア、トウは原作のストーリーから見ると厳しいから、レイナだと思う」「物語的にレイナ以外あり得ない」など、レイナ説を推すコメントが少なくありません。他にも何人かのキャラクターがリュウの母親説として候補にあげられていますが、確たる描写もなくストーリーとしても無理がある場合がほとんど。物語上ではレイナがリュウの母親説が一番自然ですが、熱狂的なファンは、「ラオウが一途に想っていたユリアがリュウの母親であってほしい」と、望んでいる人もいるようです。

『北斗の拳』最大の謎である「リュウの母親は誰?」ですが、北斗の拳公式ホームページ上のインタビューでは、原作者・武論尊先生が「リュウの母親に関しては、誰っていう設定は無いんだよね」「ユリアでもいいんじゃないかな?」と、あっさり回答。ファンの想像次第でさまざまな可能性が生まれるよう、あえて残された「行間」なのかもしれませんね。