『呪術廻戦』前半クールOPカットの五条悟 (C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

【画像】もはやアッパレ、最強キャラを始末した悪役たち(6枚)

信頼していた部下に刺された、世界を滅ぼす力を持つ男

 マンガに出てくる、チート級の最強の味方キャラは、とても頼りになりますが、敵からは当然警戒されます。その結果、策をめぐらされて無力化されたり、時にはやられてしまうこともありました。近年では、『呪術廻戦』の現代最強の呪術師 ・五条悟が「渋谷事変」での敵の入念な計画によって、「封印」されたことが代表的です。今回は、「週刊少年ジャンプ」作品の、「頼りにしていたのにやられてしまった強すぎる味方キャラ」を紹介します。

「白ひげ」エドワード・ニューゲート『ONE PIECE』

『ONE PIECE』では、中盤の山場である「マリンフォード頂上戦争」で、四皇のひとり・白ひげが、スキを突かれて弱体化させられています。「グラグラの実」の地震人間の白ひげは、当時の海軍本部元帥・センゴクから、「世界を滅ぼす力を持っている」と警戒されていました。

 それほど恐れられている白ひげでしたが、傘下の海賊団の船長であるスクアードによって、巨大な剣で胸を貫かれてしまうのです。海賊王・ロジャーに仲間を殺された過去を持つスクアードは、白ひげが自分たちの命と引き換えにロジャーの息子であるエースを助けようとしている、という海軍の嘘に騙され、白ひげに剣を向けました。

 しかし、このスクアードに受けた胸の傷に加え、老齢と持病による体調の悪化があっても、白ひげの強さは桁違いで、多くの海兵を薙ぎ払い、海軍の三大将とも互角に渡り合ってルフィを援護し、エースを奪還しています。そして、自分の死期と時代の変わり目を悟った白ひげは、部下に逃げるように伝えて殿(しんがり)を務めました。

 しかし、エースは撤退中に、大将・赤犬の挑発に乗って足を止めて殺され、白ひげも突如現れた黒ひげことティーチに能力を封じられ、黒ひげ海賊団の総攻撃を受けて、立ったまま最期を迎えたのです。

 スクアードから受けた傷は、常人なら即死するほどのものでしたが、白ひげがその後も戦い続けたため、どれだけのダメージがあったのかは分かりません。しかし、周りの反応から、戦局への影響は少なからずあったようです。仮に、白ひげが傷を負っていなかったなら、エースの運命も変わっていたのかもしれません。センゴクや赤犬ら、海軍本部のなりふり構わない戦略によって、負けたと言えます。

「ビッグ3」通形ミリオ『僕のヒーローアカデミア』

 人気バトルマンガ『僕のヒーローアカデミア』はほとんどの人間が、「個性」を有する超人社会を舞台にしています。同作の主人公・緑谷出久が通う雄英高校は、最高峰のヒーロー育成の名門校です。そして、その雄英高校の現役生のトップである「ビッグ3」のひとり・通形ミリオは、教師の相澤から「プロを含め、俺の知る限り最もNo.1に近い男」と言わしめるほどの実力者でした。

 そんなミリオは、個性を破壊する薬を売りさばいている疑いのある指定ヴィラン団体「死穢八斎會(しえはっさいかい)」への強制捜査の際に、「透過」の個性を使い、仲間たちより先に救出目標の少女「壊理(エリ)」の元に向かいました。

 相澤の「最もNo.1に近い」という評価通り、ミリオの強さは別格で、銃弾すら透過する個性を操り、死穢八斎會の若頭・治崎と音本、酒木の3人を圧倒していました。しかし、倒したと思っていた音本が起き上がり機転を利かせ、壊理を個性破壊弾のターゲットにしたことで、ミリオは彼女を庇うために透過を使うことができず、弾を受けてしまったのです。

 一瞬のスキを突かれ、個性を失ったミリオですが、出久たちが駆け付けるまで、治崎たちを相手に無個性状態で壊理を守りきっています。ボロボロの状態で、後を託したミリオの姿は感動的でした。その後、紆余曲折を経て彼の個性が復活する場面も、人気を集めています。

「ノッキングマスター」次郎『トリコ』

「食」をテーマ にしたバトルマンガ『トリコ』にも、別格の強さを持つ頼りになる味方、「ノッキングマスター」次郎が登場しました。

 伝説の美食屋、美食神・アカシアの二番弟子である次郎は、どんな猛獣もノッキング(麻痺状態にすること)でき、本気を出せばグルメ界の生態系の頂点に立つ八王をも超える、作中最強クラスのキャラです。あまりの強さゆえに肉体に制限をかけられ、普段は老人の姿をしていましたが、その時点で地球の自転を止める(技名「グランドノッキング」)ほどの力を持っていました。さらに、この制限を取り外し若返った際には、パンチで相手を宇宙まで吹き飛ばしたり、触れた相手を永久にノッキングしたり、地面を殴って数秒間時間を止めたりと、化け物のような強さを発揮します。

 そんな最強キャラである次郎は、グルメ細胞の悪魔・ネオの完全復活を目論むアカシアとの戦いでも、師匠・アカシアの全身をノッキングしてその動きを封じました。しかし、かつてともに仲良く食卓を囲んでいたことが嘘だったのかを聞きだすために、アカシアの口だけ動くようにしていたため、反撃を受けてしまいます。

 次郎は、舌を使って自分にかけられたノッキングを解いたアカシアによって、受けたダメージを体内にとどめておける「ダメージノッキング」を解除されました。そして、これまでの生涯で受けた全てのダメージが一気に噴出し、弾け飛んで死んでしまったのです。

 人間らしい感情ゆえに負けた次郎。しかし、死後はある思惑のもと動いていたアカシアと和解し、最後に「食霊」として再び食卓を囲みました。