空手が嫌われの原因? 画像は「名探偵コナンDVD Selection Case7.毛利蘭」(小学館)

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どうしても好きになれないヒロインの特徴とは?

 アニメにおいて大切な存在といえるヒロイン。物語を盛り上げる重要な役割を担う場合が多いなか、視聴者から嫌われてしまうキャラも少なくありません。この記事では“ヒロインなのに嫌われたアニメキャラ”をご紹介します。

 はじめに取り上げるのは、国民的アニメとして定着している『名探偵コナン』の毛利蘭。主人公・江戸川コナンの本来の姿である工藤新一に好意を抱いているヒロインです。視聴者から嫌われている大きな理由は、特技の“空手”が大きく関係しているようです。

 アニメの公式サイトによると、蘭は「空手部の女主将で都大会でもナンバーワンの実力」。作中では犯人を空手の技で撃退するシーンが多いうえ、電柱や机、ビルのガラスなどを簡単に破壊しています。また少し“DV気質”な性格でもあり、気に食わないことがあると拳をちらつかせる場面も。

 視聴者からは、「破壊行動が多過ぎてヒロインとして見れない…」といった声が多数寄せられていました。可愛いビジュアルがありながらも“常人離れした空手の技術”のせいで、“ヒロインに相応しくないキャラ”として認識されてしまったようです。

 続いて、2016年に放送が始まったジャンプ作品『僕のヒーローアカデミア』に登場するヒロイン・麗日お茶子をピックアップ。同アニメは超人能力“個性”を持つ人間が当たり前に存在する世界を舞台に、主人公の緑谷出久(通称、デク)が能力を生かして“救いのヒーローを目指す”物語が描かれます。

 デクとともにヒーローとして活動するお茶子は、ヒロインらしく可愛げがあり、裏表のない性格や時おり現れる三重の方言など、たくさんの魅力が詰まったキャラ。しかし思ったことをすぐに喋ってしまうところがあり、無自覚に毒のある発言をしてしまうため、「嫌味が多い」「上から目線」と嫌う視聴者がいるようです。

 さらにお茶子は、個性を使い過ぎてしまうと“ゲロを吐く”という特徴も。ファンの間では「ゲロイン」と呼ばれているようで、ネット上では「空気が読めないうえにゲロ… なんか生理的に受けつけない」といったコメントが目立ちます。ちなみに以前「gooランキング」が公開したジャンプ史上最も「ムカつく」ヒロインといえば?”というランキングでは、麗日お茶子が1位に選ばれていました。



一部のファンに嫌われるヒロイン・井上織姫が描かれた「BLEACH 千年血戦篇 I(完全生産限定版) [Blu-ray]」(アニプレックス)

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とにかく役立たずのヒロインに苛立ちが止まらない…

 暴力系と汚い系のキャラは嫌われる傾向にあるようですが、なかでも“足手まといのキャラ”は特にイラっとされてしまう模様。該当するヒロインといえば『BLEACH』の井上織姫があげられます。

 ジャンプ作品として有名な『BLEACH』は、高校生の黒崎一護が悪霊を退治していく“剣戟バトルアクションアニメ”。戦う場面がメインになっていくなかで、前述したヒロインである織姫は普通の人という“弱いキャラ”の設定のために「敵に負ける」「人質にされる」といったシーンが多く登場します。

 なかでも相手にやられてしまった一護の横で「助けて! 黒崎くん!」と叫ぶ場面では、「本当に使えないし、ただ、ただウザい」「申し訳ないけど、代わりにやられて欲しいって思った」といった不満の声が続出していました。戦力として役に立たないヒロインは、嫌われる傾向にあるようです。

 他にも嫌われるヒロインの共通点として“天然・真っすぐ過ぎる性格・あざとい”などがあげられます。さまざまな嫌われるポイントを取り上げましたが、どのヒロインも大人気作品のキャラ。嫌われ度が高いからこそ、“物語の面白さ”が引き立っているのかもしれません。