マンガ「育児してて言われたこと」のカット(ちゃんぽよママさん提供)

【マンガ】「靴下履かせろおばさん」にモヤッ 余計なことを言う人たち 本編を読む

子供を連れていると、見知らぬ人からよく声を掛けられがち

 育児について他人から意見されたエピソードを描いたマンガ「育児してて言われたこと」が、Instagramで前後編合わせて700近くのいいねを集め話題となっています。子連れで歩いていると、見知らぬ人からよく声を掛けられがち。なかには「靴下を履かせないと!」「ちゃんと母乳で育てているの?」など、返答に困るものもあり……という内容で、「私も言われました」「余計なお世話ですよね!」「モヤモヤします~」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、Instagramで育児マンガを発表している、会社員のちゃんぽよママさんです。ちゃんぽよママさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーーマンガを描き始めたのは、いつ頃からでしょうか?

 現在6歳になる長男を出産後に、「育児ダイアリー」を買ったのですが、三日坊主で続かず……。「絵日記の方が楽しく描けるのではないか?」と思い、育児絵日記や育児マンガを描き始めました。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

 出産を通して、道ゆく人や会社の上司など、いろいろな方からアドバイスをいただくようになりました。そのなかでモヤッとすることもあり、「こんなこと言われるのは私だけ? それとも子育てしている人には共通することなのかな?」と気になったので、描いてみました。

ーーこのような言葉を言われたとき、腹が立ったり、驚いたりしましたか?

 見知らぬ人からいきなり言われると、正直言って「余計なお世話だよっ!」と思うことが多かったです(笑)。

ーー言われたことは、気になってしまいますか?

 知らない方から、ご自身の育児論を言われても、気にしないようにしていました。ただ、外出時は子供がぐずらないようにしたり、ベビーカーを押すときもまわりに配慮したりするなど、迷惑を掛けないよう、マナーを守ることを心掛けていました。

ーー「こう言われたら、こう言い返そう!」と思っていることはありますか?

「次も頑張って産んでね」と言われたら、「育児にかかる費用や将来の教育費などをいただけるなら頑張ります! あはは~!」と軽くかわしたいです(笑)。

ーーこのように、無神経なことを言う人たちを、どのようにとらえていますか?

 言っているご本人は、あくまで「あなたのためを思って」なのでしょうが、受け取る側の気持ちを考えずに発言しているのだと思います。なので反面教師として、「私は相手の気持ちを考えて発言するようにしよう」、もしくは「プライバシーに関することを言うのは控えよう」などと改めて思うようになりました。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

「私も言われた!」と共感してくれる方が多かったです。「『靴下買うお金がなくて~』と返したら、1000円もらった」など、面白いコメントもいただきました。また、「靴下履かせろおばさん」は、海外にもいることが分かりました(笑)。

ーー現在取り組んでいる創作活動について教えて下さい。

 引き続き、きっと数年後には忘れてしまうような何気ない日常を、絵日記として残したいです。楽しかったことも、そのときイライラしたことも、「ああ、こんなことあったよなあ」と、笑いながら見返したいです。また今回のように、育児を通して感じたことも描いていけたら、と思います。