セルの圧倒的な強さに悟空も苦戦! 『ドラゴンボール改 人造人間・セル編 12』DVD(Happinet(SB)(D))

【画像】不遇、影が薄い…なんだか報われない凶悪な敵(4枚)

悟空に巻き込まれた界王様が可哀想すぎる!

『ドラゴンボール』に登場した強敵のひとりである「セル」は、作中で孫悟空や孫悟飯などと死闘を繰り広げました。凄まじい強さでベジータをはじめとするさまざまなキャラクターを圧倒しましたが、戦闘の終盤では仲間を倒されたことによる怒りでパワーアップした悟飯に苦戦。手段を選ばないセルは、地球ごと悟飯たちを消し去ろうと自爆を選択します。しかし悟空の瞬間移動で界王星に飛ばされ、悟空や界王星とともに粉々に。悟空は自らの命と引き換えに地球の破壊を阻止しました。

 一見すると感動的なストーリーにも思えますが、ネット上では「本当に界王星以外になかったの?」などの声があがっています。視聴者の意見をもとに「悟空の選択が果たして正しかったのか」について検証していきます。

 まず前述の「界王星以外の選択肢がなかったか」について。挙がっている意見としては「どこに行ってもテロ行為」といったものがありました。確かに、星ひとつ破壊してしまうほどの爆発なので、どの星に行ったとしても何かしらの犠牲は避けられなかった可能性が高いです。

 また、瞬間移動は人の気を感じ取って行うため、人のいないところには行けません。つまり移動先には悟空が気を感じ取れる人物がいる必要があり、その人物は爆発に巻き込まれていたことが予想できます。

 さらに盛んに議論されていたのは「セルだけ界王星に残して地球に戻れば良かった」という点です。共感の声があがるなか、「もう1回瞬間移動するには時間が足りなかったのでは?」との反論も。実際に悟空が瞬間移動をしたのが自爆の4秒前なので、移動後に残された時間はわずかでした。

 しかしこれには、「すぐ行動していれば十分往復できた」といった反論がさらにあがっています。セルが自爆の準備を始めてから爆発までの間は約1分。悟空が界王星への移動を思いついたタイミングは不明ですが、場合によってはセルを残して脱出することも可能だったと言えます。

 ちなみにセルは自爆後、残った無傷の核をもとにパワーアップした状態で復活してしまいました。「界王様の死も報われない」「悟空、哀れ無駄死に……」との切ない声もあがっています。