堂々としたロジャーがパッケージに描かれた『ONE PIECE Log Collection “ROCKET MAN”』DVD(エイベックス・ピクチャーズ)

【画像】死んではいないけど、再登場するか微妙なキャラ(6枚)

もし生存してくれていたら、胸アツのキャラ!

 ついに最終章に突入した『ONE PIECE』には、作中で死んだことになっていても「生存していてほしいキャラ」について、話題が盛り上がることも珍しくありません。詳細は伏せますが、最終章では「麦わらの一味」のとあるキャラの恩人に当たる人物が、「実は生きていた」ことが語られ、「マジでうれしい」「早く再登場してほしい」と話題になりました。今回は他にもいる、信憑性はさておき「生きているんじゃないか」「生き返ってほしい」と、考察、というより願望が語られているキャラを紹介します。

 まず「生存説」がささやかれているのは、物語の大きなカギを握る海賊王ゴール・D・ロジャーです。第1話で海軍に処刑されたことが明記されているキャラですが、レイリーに「おれは死なねェぜ……? 相棒…」という発言をしたことや、白ひげが「頂上戦争」で死亡する前に、黒ひげに「ロジャーが待ってる男は…少なくともティーチ お前じゃねェ…」と言い残したことから、一部で「死んでないんじゃないか」説が浮上しています。

 作者の尾田栄一郎先生が、SBS(『ONE PIECE』単行本の質問コーナー)で、レイリーの年齢を回答した際に、「ついでに言うと、ロジャー(77)」と書いていることからも、ロジャー生存の期待が高まっているようです。ネット上では、「処刑されたのは影武者」「本物のロジャーはラフテルで不老不死になっているのでは」「ラスボスかも」「ラフテルに行ったあと、『俺たちは早すぎた』って言ってたし、何かの時を待っているのかもしれない」などの声が上がっていました。

 晩年のロジャーが「不治の病」にかかり、船医・クロッカスからも「余命1年」を宣告されていたのは確かですが、「ひとつなぎの大秘宝」に関わる最重要人物であるため、「このまま故人としてしか出てこないとは思えない」と考える人もいるようです。

 そのほか、ロジャーの息子であり、ルフィの義理の兄でもあるエースは、「復活説」が残っていたキャラのひとりです。頂上戦争で「マグマグの実」の能力者の大将・赤犬に殺され、多くの読者の涙を誘いました。その後、戦争を止めに来たシャンクスたちに遺体が引き取られ、新世界の「白ひげの故郷」がある島の近くに、エース、白ひげ、それぞれの墓が立てられています。

 その後、もともとはエースの能力だった「メラメラの実」をサボが受け継いだこともあり、再登場の展開は薄そうと思われていたのですが、「ワノ国編」にて、一時「エース復活説」が盛り上がったようです。エースはかつてワノ国を訪れており、過去回想で久しぶりに彼の姿が多く登場。さらに、錦えもんたちが「過去からきた」こと、時空を移動できる「トキトキの実」の存在が明らかになったことから、「過去に戻ってエース救出か?」「記念すべき1000話でエースが復活したら最高過ぎる」と、一部で予測が始まりました。

 しかし、「トキトキの実」の能力者・光月トキが「過去には戻れない」と語っていたことから、「やはり無理か」と復活説は盛り下がり、結局「ワノ国編」でのエース復活も起きていません。ただ、「トキは戻れなかったけど、現在の能力者が『覚醒』したら、過去にも行けるかも」「実はシャンクスが今の『トキトキの実』の能力者で、しかるべきタイミングでエースを蘇らせようとしている」など、まだまだ諦めていないファンもいるようです。死後も高い人気をキープしているエースがいつか復活すれば、間違いなく盛り上がるでしょうが、はたしてどうなるのでしょうか。

 その他、「生存しているのでは」と予想されているのが、ドフラミンゴの実弟、ドンキホーテ・ロシナンテです。過去編でドフラミンゴに殺されるも、幼少期のローを逃がすために最期まで気合を見せ、人気を集めています。そんなロシナンテの生存説が出てきたのは、まだ「イーストブルー編」の頃の、あるセリフの考察が元でした。

 サンジが働いていた海上レストラン「バラティエ」の従業員たちが、「鷹の目の男(ミホーク)」について聞かれた際、「『真っ赤な目の男』なら来たことがある」「ワインを飲み過ぎていた」「体に引火して爆発した」ことを語っていたのです。ロシナンテは赤い目をしており、ドジな性格でタバコの火が全身に引火したこともありました。

 ロシナンテが死亡したとされるのが13年前、サンジと出会った後のゼフがバラティエを開業したのは、少なくとも11年前です。何らかの理由でロシナンテが生きていた場合、「バラティエと関係する形で再登場するのでは」との声も上がっていました。また、パンクハザードにてチョッパーが受け取った「なにもするな」のメモも誰が書いたか不明ですが、これも「ロシナンテの伝言の渡し方に似てる」と考えられているようです。

 その他「古代兵器『プルトン』に関わっているトムさんを政府がすぐ殺すとは思えないし、生きていそう」「ずっとギンの再登場を待ってます」「アブサロムはモリアがゾンビとして復活させるのでは」などなど、生存、復活が望まれるキャラに関する話題は尽きません。最終章で再登場するキャラはいるのか、今後の展開にも期待が高まっています。