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『ドラクエ』に欠かせない「海」「空」の移動手段の歴史

「ドラゴンクエスト」シリーズでは物語が進むにつれて、これまで行けなかった場所を進めるようになる「移動手段」を手にすることができます。例えば「海」を移動できる「船」を手に入れると一気に世界が広がり、毎回のことながら胸が高鳴ります。

 さてそんな『ドラクエ』の移動手段ですが、ナンバリングを重ねるにつれて「え? これで移動するの?」と驚かされることもしばしば。そんな「ドラクエ移動手段」大喜利の歴史をまとめて振り返ってみましょう。

 まず低空移動ができる乗り物。岩山などは越えられませんが「川」の上を飛び越えられるので、序盤から中盤にかけては何かと重宝します。例えば『ドラクエV』に登場するのは「魔法のじゅうたん」。主人公のターバンがこれほどまでに映えた瞬間はありませんでした。さらに注目すべきは次作『ドラクエVI』に登場した「空飛ぶベッド」でしょう。数ある移動手段のなかでも最もファンタジックなもののひとつです。岩山などは越えられませんが、ベッドでゆうゆうと空の旅を満きつできるのです。高すぎず、低すぎず、浮かぶこの「低空飛行枠」は発想が自由で、楽しいものばかりなのです。

 さて水上を移動する手段といえば「船」が基本ですが、ごくまれにイレギュラーなものが紛れ込みます。プレイヤーの度肝を抜いたのがやはり『ドラクエVI』です。「夢の世界」で「船」に相当するものは……なんと「ひょうたん島」。ひょうたん型の小島に乗り込み、移動できるのです。島を操作するというファンタジーの天井を触る体験が『ドラクエVI』で待ち受けています。



ニンテンドー3DS移植版『アルティメット ヒッツ ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』(スクウェア・エニックス)

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最も重要な「空」の移動を可能にする乗り物が…ポテト!?

 さて「空の移動手段」を手に入れると『ドラクエ』の物語もいよいよ大詰めという雰囲気が漂います。代表例でいえば『ドラクエIII』の巨大な鳥ラーミアの背に乗って、いよいよバラモス城へと乗り込んでいくことになります。クライマックスの演出には欠かせない「空の移動手段」ですが、これもタイトルごとに大きく異なります。『ドラクエV』では「天空城」や「マスタードラゴン」、『ドラクエVI』では「ペガサス」で馬車がけん引されます。まさに王道ファンタジー演出が空の旅を彩ります。

 そんななか当初から話題を集めたのが『ドラクエVII』の「空の移動手段」です。不死鳥、ドラゴン、ペガサスときて、『ドラクエVII』はというと……「飛空石」。巨大な、岩です。岩に乗って空を飛ぶのです。この予想の斜め上をいくアイデア、そしてどうにもポテト感漂うビジュアルはちょっとした物議をかもしました。それを受けてかリメイク版ではビジュアルがもう少しスタイリッシュなものに変更されています。

 ちなみに『ドラクエIV』の空の移動手段は「気球」でした。シリーズ内でも最も「地味」な移動手段として知られています。この緩急のつけ方も『ドラクエ』ファンにはたまらないところです。

 ポテト風の岩であれ、ドラゴンであれ、最初に空を飛んだ時の感動は変わりません。果たして次回作『ドラクエXII 選ばれし運命の炎』ではどんな「移動手段」が飛び出してくるのでしょうか?