お惣菜屋さんに、小学生がひとりで来店(おたみさん提供)

【マンガ】お惣菜屋さんに来た男の子「あの……」来店した理由を説明 いじらしさに読者ホロリ 本編を読む

男の子がお惣菜を買いに来た理由は? 1ページエッセイが心温まる

 おたみさん(@otamiotanomi)が以前お惣菜屋さんでアルバイトをしていた時の出来事です。店に小学生の男の子がひとりで入ってきました。その子が話した、店に来た理由とは……?

 1ページエッセイマンガ『お惣菜屋に小学生の男の子が1人で来た。』がTwitterで公開されました。作者のおたみさんはTwitterやブログ「おたみの日々」でエッセイマンガや創作マンガを多数発表しています。現在は『キャバクラ先輩』シリーズをTwitterで週2、3回投稿しており、ブログでまとめ読みが可能です。

 今回のエピソードには、読者から「偉い」「優しい」「いい子」「感動した」「泣ける」「小さいなりに家族を守ろうとしてる」「自分の分忘れちゃってる」「将来が楽しみ」などの声があがり、Twitter投稿には1.8万リツイート、13.3万いいねの反響がありました。

 作者のおたみさんに、お話を聞きました。

ーーおたみさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

 小学4年生のときにクラスの男子みんなでマンガを描き始めました。ドッジボールや鬼ごっこ的なワイワイとした遊びのひとつでしたが、僕だけ継続して描いていた形です。

ーー『お惣菜屋に小学生の男の子が1人で来た。』は心温まるエピソードですね。男の子の事情を聞いてどのように思いましたか? また、このあと男の子とはどんなやりとりをしましたか?

 とてもしっかりしていて優しい子だな、と思いました。「家族を守ろう」という気持ちとたくましさを感じました。

 男の子の購入するメニューについてはパートの主婦の方が主に対応してくれましたが、僕は心細くならないように男の子のそばにいることを心がけました。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「おばちゃんが全部作ったる!」というコメントが印象深かったです。優しい方なんだろうな、と思いました。



『立ち飲み屋のおじさんがかけてくれた言葉たち』(おたみさん提供)

ーーTwitterでは『立ち飲み屋のおじさんがかけてくれた言葉たち』シリーズも反響を呼んでいます。こちらは実話でしょうか? 心に刺さる言葉の数々ですが、マンガに描こうと思ったきっかけを教えて下さい。

 実話です。おじさんとはお互い常連の立ち飲み屋で顔を会わすうちによくしゃべるようになりました。おじさんとの会話で経験に裏打ちされた言葉にハッとさせられることが多くて、なんとなく1コママンガにした形です。

ーーTwitterおよびブログ「おたみの日々」にて、『キャバクラ先輩』を連載中です。お話の内容や見どころなどについてご紹介いただけますか?

 僕が23歳の頃に出会った「キャバクラに行ったことがないのにキャバクラの良さを語ってくる男性」の話です。この人とは酒の場の飲み仲間として出会いましたが、優しくも変わった人だったのでマンガにしてみようと思いました。

 僕の知っている限りのキャバクラ先輩の言動を、できるだけそのまま描こうと思っていますので、軽く笑い飛ばしながら読んでいただけたらうれしいです。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 変なおっさんが変なマンガや文章書いてるな、と思っていただけたらうれしいです。