『Gran Familia』第1話 (C)濱田賢治(秋田書店)2022

【マンガ】ダメ人間の「夜の顔」にドキッ! 「血を操る力」で悪を成敗 本編を読む

「亜人×マフィア」のダークファンタジー!

 人智を超えた能力を持つ人の亜種・亜人はその存在を恐れられ、長い間迫害を受けてきました。これは、「ファミリー」と呼ばれる亜人の組織が人間社会を脅かしている近年のお話です。レストラン「グッドフェローズ」の店長・レオは皿を割る、注文をミスる、料理を床にぶちまけるなど、何をやらせてもヘマをしてばかり。ダメ人間なレオでしたが、何やら秘密があるようで……?

 濱田賢治さん(@granfamiliaKH)による創作マンガ『Gran Familia』がTwitter上で公開されました。「週刊少年チャンピオン」にて連載中のファンタジー作品で、読者からは「イラストが美しい」「レオの昼夜のギャップが最高」「バトルシーンがかっこ良すぎる……」という声があがっています。作者の濱田賢治さんにお話を聞きました。

ーー特殊な能力を持つ亜人と人間を描いた『Gran Familia』ですが、このお話が生まれたきっかけは何ですか?

「スーツに身を包んだモンスター達」というヴィジュアルから着想し、「なぜ彼らはスーツをまとうのか、彼らにとって礼装が象徴するものはなんなのか」という観点から差別や迫害、マフィアというテーマを連想していきました。



『Gran Familia』第1巻 著:濱田賢治(秋田書店)

ーー主人公・レオの2面性に惹かれずにはいられない素敵な魅力を感じます。この2面性について、どのようなアイデアや着想があったのでしょうか?

 レオのモデルは「水戸黄門」や「暴れん坊将軍」などの、世をしのぶ仮の姿を持つステレオタイプなヒーロー像です。「自分にもこんな『裏の顔』があったらなぁ……」という妄想をしたことがある人は少なくないのではないでしょうか。

ーー今後、発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 レオを中心とする登場人物たちの活躍を、カッコいいヴィジュアルを織り交ぜて描いていければと思っています。なにとぞ応援よろしくお願いいたします!!