不敵な笑顔の黒ひげ「Portrait.Of.Pirates ワンピースシリーズNEO-EX “黒ひげ”マーシャル・D・ティーチ Ver.1.5」(メガハウス)

【画像】よく一緒に暮らせてたな? 黒ひげとも因縁深い(?)ロックス海賊団の濃すぎる面々(5枚)

謎多き黒ひげとヤミヤミの実

 大人気マンガ『ONE PIECE』には、まだまだ謎の多いキャラも多く、考察が盛んにおこなわれています。「黒ひげ」ことマーシャル・D・ティーチも、よく名前が挙がるキャラクターのひとりです。特に黒ひげの持つ「ヤミヤミの実」の能力については、未だに明かされていない謎もあるため、さまざまな考察が存在します。

「ヤミヤミの実」は「歴史上最も凶悪」とされている悪魔の実であり、悪魔の実の能力者の「実体」を引き寄せることができるのが最大の特徴です。この能力で、ロギア系の「メラメラの実」の能力者だったエースでさえも捕まってしまいました。しかし、読者の間では、「『ヤミヤミの実』には、まだ能力が隠されているのでは」と話題になっています。

 そのなかでも特に多い考察が、「『ヤミヤミの実』は能力を奪う」というものです。確かに黒ひげは頂上戦争で瀕死の白ひげにとどめを刺し、彼の「グラグラの実」の能力を奪っています。ネット上でも「『ヤミヤミ』の真骨頂は能力の奪取だろうな」「能力者狩りとヤミヤミの能力は何か関係がありそう」との声が。作中の「グラグラの実」を奪った瞬間は文字通りベールに包まれており、黒ひげが能力を奪う方法については謎だらけですが、「ヤミヤミの実」の能力のひとつである可能性は十分にありそうです。

 また、約40年前に世界最強と言われるほどの強さを誇った「ロックス海賊団」の船長・ロックス・D・ジーベックと、黒ひげの関係性もよく考察されています。「黒ひげ海賊団」の船の名前が「サーベル・オブ・ジーベック号」である点や、黒ひげが拠点としている海賊島の「ハチノス」が、かつてロックスが根城としていた場所である点が主な理由です。SNSでは「ロックスと黒ひげは何か関係がありそう」「『ヤミヤミの実』の前任者はロックスかも」との意見も。互いに仲が悪かったとはいえ、「ロックス海賊団」で白ひげやビッグ・マム、カイドウら強者揃いの面々をまとめていたこと、ロジャーとガープが手を組んで戦うほどの相手だったことを考えると、「ヤミヤミの実」の力を有してたのもありうる説です。ロックス自身も謎多き人物なので、これからの展開が気になります。

 また、黒ひげいわく、「ヤミヤミの実」は全ての物を「引きずり込む」力を持っている分、「あらゆる『痛み』も常人以上に引きずり込んでしまう」ようです。ただエースや白ひげの攻撃をもろに食らった際、黒ひげは痛がってのたうち回っていたものの、致命的なダメージは負わずに済んでいます。この異常な耐久性は、マルコが「異形」と語っていた黒ひげの「体の構造」が理由なのでしょうか。黒ひげはエースに、「この能力は俺を選んだ」とも語っており、もしかすると、黒ひげのような体質の人間しか使いこなせない実なのかもしれません。今後黒ひげの過去回想やルフィたちとのバトルで、「ヤミヤミの実」の真の能力や黒ひげの体の謎が判明する日は来るのか、注目が集まります。