アーニャはわくわくさせてくれる「ちち」が大好き! TVアニメ『SPY×FAMILY』第2クールビジュアル (C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会

【画像】「ちち」も「はは」も大好き! 可愛いアーニャの姿(5枚)

アーニャと「ちち」、偽りじゃない愛情と絆

 2022年10月1日からTVアニメ第2クールがスタートした『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』。スパイのロイド・フォージャーこと、<黄昏>が孤児院からアーニャを引き取ったのは、ただ単に任務遂行のため子供が必要だったからです。アーニャとしても、「とある組織」の施設から逃亡して、保護対象を求めていたところに、「わくわく」も与えてくれそうなロイドが現れたので、そこに乗っかっただけとも言えるでしょう。

 そんな利害関係の一致で成立した父と娘の関係で、ロイドは慣れない子供との生活にとまどったり葛藤があったりしますが、一方のアーニャは引き取られてすぐ、ごく自然にロイドになついているように見えます。そして、「ちち」への愛情は、生活をともにし、協力してピンチを乗り切るなかでどんどん増しているようです。今回はアーニャの言動から、「ちち」への愛情を感じるシーンをご紹介します。

「ほっ」を与えてくれる「ちち」が好き!?

 ロイドが外出中に通信機をいたずらして、「ほんもののわるいひと」一味に誘拐されてしまったアーニャ。それを知ったロイドは一瞬、アーニャを切り捨てることを考えますが、得意の変装で敵地に乗り込むと、敵の隙をついてアーニャを救出するのでした。変装していても、アーニャには、それが「ちち」であることが分かっています。危険を冒した自分を「スパイ失格だ……!」と、心の中でののしるロイド。それまでの彼からは考えられない、冷静さに欠ける行為を思わずしてしまったのでしょう……。

 一方、アーニャにとっては、華麗に自分を救い出してくれた「ちち」はヒーローそのものでした。本当なら「ちち~~~」と抱きつきたいところ、エスパーであることがバレないようギリギリでガマンしたのか、「ちびゃ~~~っ!」という不思議な泣き声をあげて、ロイドにしがみついたアーニャ。「ちち」は「わくわく」だけでなく、「ほっ」も与えてくれる人だということが分かったのでしょう。敵をせん滅して帰ってきたロイドに、「アーニャ おうち帰りたい ちちとアーニャのおうち」と伝えたアーニャの様子が、「ちち」への愛情や信頼感がググっと深まったことを感じさせるのでした。

入学試験で深まる「ちち」への愛情!?

 イーデン校の入学試験の一次試験突破は、アーニャと「ちち」が一緒に取り組む最初の大きなミッションです。人の心が読めるアーニャですが、その力を使うことなく、なんとか筆記試験に合格。気が抜けてソファーにぐったり横になる「ちち」の腕のなかに潜り込むアーニャの幸せそうなこと! 彼女の過去についてはまだ謎の部分が多いですが、施設で研究対象として暮らしていたことや4度も里子に出されて戻されていることを思うと、こんなふうにくつろいでいるのは、やはり「ちち」への愛情が育っていることを感じます。

 そして、「はは」役のヨルも参加しての三者面談では、綱渡りギリギリなアーニャの迷回答が微笑ましくもハラハラドキドキ。しかし、「ちち」「はは」についての質問には、「100てんまんてんです ちちもははも おもしろくて だいすきです」「ずっといっしょがいいです」という、それこそ100点満点の回答ができました!

 ところが試験官からの意地悪で無神経な質問に泣いたアーニャを見て、ロイドは思わず任務に感情を持ち込んで、また「スパイ失格」な行動に出てしまったのです……。彼自身の落ち込みはもちろんですが、アーニャもまた面接試験の失敗に落ち込んでいました。もし合格できなかったら、「いっしょがおわっちゃう……」と、「ちち」の膝に顔をうずめるのは、やはり「ちち」「はは」との生活を終わらせたくないという愛情と愛着の現れなのでしょう。



アーニャは「ちち」も「はは」も大好き! TVアニメ『SPY×FAMILY』MISSION:3「受験対策をせよ」メインビジュアル (C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会

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第2クールではアーニャが「ちち」の未来を変える!?

テレテレ「ちち」はヒーローを超える!?

 イーデン校合格のお祝いに「おしろでたすけられごっこ」をリクエストしたアーニャ。そんなスケールの大きなわがままをかなえるために、ロイドはお城を貸し切り、諜報員たちにパーティのエキストラをさせて実現します。「ちち」の完璧な仕事に、アーニャは最高に「わくわく」するのでした。

 仕事では、得意の変装でさまざまな人や職業を演じているロイドですが、「ごっこ遊び」は苦手なようです。「ロイドマン」というヒーロー役をもらったにもかかわらず、顔は真っ赤、セリフは棒読み……。それでもアーニャは、悪者たちを倒して助けに来てくれた「ちち」に大満足で、「ロイドマン!」ではなく、「ちちぃ~~~っ」と呼んで飛びつきました。アーニャにとって「ちち」は、頼りになる、大好きな存在になっているのでしょう。

「ちち」愛が試される第2クール

 第2クールでは、第1クールの終盤にチラッと姿を見せた新キャラのボンドとアーニャが「ちち」のピンチを救うために奔走します。

 人の心が読めるエスパーとはいえ、アーニャはまだまだ小さな子供。できないことも、つたないこともありますが、「ちち」の未来を変えるため、「ちち」愛フルパワーで頑張るアーニャの活躍が楽しめます。

 超個性派ぞろいの新キャラの登場でますます『SPY×FAMILY』から目が離せません。