沈痛な面持ちのゴン 画像は「HUNTER×HUNTER キメラアント編 Vol.4 DVD&Blu-ray BOX」

【ランキング】『ハンター×ハンター』一番好きなのは何編? 順位を見る

どのエピソードも全部大好き! でも、しいてあげるなら?

 約4年間の休載期間を経て、『HUNTER×HUNTER』の最新第37巻が2022年11月2日(水)に発売されることが発表され、読者から歓喜の声があがりました。マグミクス編集部は2022年9月16日から23日まで「『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』の歴代の一推しは何編?」と題して読者アンケートを実施しました。今回は総投票数46票のアンケート結果から、上位3作品を発表します。

第2位「ヨークシンシティ編」(22%)

 幻影旅団との激しい攻防戦に胸を高鳴らせた「ヨークシンシティ編」は、第2位にランクインしました。「クラピカvsウヴォー」や、「ゼノ&シルバvs団長」など、数々の名シーンが描かれており、迫力満点なバトルシーンの宝庫です。それでいて、テンポよくストーリーが進むので読みやすさという点でも、読者から高い評価を受けています。

 たった数ページで展開が逆転してしまうスリルあふれる展開に心奪われた読者が多かったです。特に幻影旅団との緊迫したやり取りが印象深く、「ゴンとキルアにだまされるノブナガがツボだった」「パクダノの最後が切なかった」など幻影旅団好きにはたまらないエピソードでした。

第2位「グリードアイランド(G.I)編」(22%)

 同率でランクインしたのは、普通のカードゲームとしても魅力的な「グリードアイランド(G.I)編」でした。複雑なカードゲームではあるものの、分かりやすい内容でまとめられており、ビスケによる修行やヒソカとの共闘など胸アツ展開が目白押しで、『HUNTER×HUNTER』の醍醐味を感じられるエピソードです。

「グリードアイランド」の緻密な設定は、「実在するゲームなのでは?」と疑いたくなるほどの完成度に魅力を感じた読者が多く、「ストーリー構成がドストライクだった」「ゲンスルーとの駆け引きが面白すぎた」などのコメントが寄せられました。

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第1位は異色の、ダークなストーリーが刺さるエピソード

第1位「キメラ=アント編」(35%)

 いろいろな意味で読者の記憶に残っているのは「キメラ=アント編」という結果でした。スカッとするバトルシーンが多い『HUNTER×HUNTER』のなかでも、内面的描写が多めの「キメラ=アント編」は少し異色なストーリーでした。キメラアントの王・メルエムと盲目の少女・コムギの最後のシーンでは感動を覚え、涙したファンも多かったようです。

 キメラアントたちの本拠地に潜入するときのドキドキ感や、強大な敵に立ち向かうワクワク感に「少年マンガ」らしさを感じます。それに加えて、少しダークな雰囲気をまとわせている「キメラ=アント編」は、きっと何度も読み返せずにはいられない、不思議な魅力があるのでしょう。読者からは「ネテロの干からびた顔が忘れられない」「ゴンとパームのデートが描かれるとは思わなかった(笑)」「不気味さや絶望感が半端なかった」という声があがっていました。

 ほかにも「やっぱり、最初のハンター試験編は捨てがたい」、「天空競技場編で初めて『念』が登場したときのワクワクが忘れられない!」というコメントもありました。選択肢のエピソード以外にも「ヒソカvsクロロ戦」や「ゾルディック家編」を推す声もありました。

 ※本アンケート企画は、アニメ・マンガ・ゲームファンにおける意識調査の一環として実施します。特定の作品に対して、優劣や良し悪しを判断する意図はございません。読者の皆さんにとっての新たな作品の出会いの一助になりますと幸いです。