お風呂上がりに倒れて動けない!(ヤチナツさん提供)

【マンガ】お風呂上がりに倒れ、必死で友人に電話すると? ひとり暮らしの怖さを感じるエピソードに反響 本編を読む

貧血? ヒートショック? 動けなくなりパニック「助けて!」

 ひとり暮らしのアラサー女子・りさこは、お風呂上がりに突然視界が真っ白になり、倒れてしまいました。動けずに命の危険を感じたりさこは、近所に住む友人のきみちゃんに電話をかけ……。

 漫画家・ヤチナツさん(@11yc4)による創作マンガ『ご近所の友だちに助けてもらった話』がTwitterで公開されました。本作はTwitterで連載中の『20時過ぎの報告会』からの一編で、単行本2巻収録作品。さまざまなことに悩むアラサー女子たちのリアルな日々を描いた物語です。

 友達のありがたみを感じる今回のエピソードには、読者から「自分も倒れたことがあるがあれは怖い」「長風呂したときによくなる」「ヒートショックは気付いたら倒れてる」「脳貧血を起こした可能性もある」「ひとり暮らしの人間は緊急で呼べる人マジで大事だ」などの声があがり、Twitter投稿は1.1万リツイート、6.5万いいねが集まる話題作となっています。

 作者のヤチナツさんに、お話を聞きました。

ーー『ご近所の友だちに助けてもらった話』のお話はどのように生まれたのでしょうか?

 実際にあったことを元に作成しました。自分が風呂上がりに倒れて助けてもらったことや、その後の友達との会話を組み合わせて、それぞれマンガのキャラクターに当てはめて作りました。

ーー3人の女性たちの自然な友情を感じました。3人の関係を描くうえで心がけたことはありますか?

 自分の身の周りの人をモデルにしているだけなので、そんなに苦労することはないですが、そことマンガ(エンタメ)として見せるバランスはさすがに少し気にしています。リアルすぎると起承転結がなく読みにくいし、マンガすぎると嘘くさくて冷めてしまうので。今回の話で言えば、「リアル6:エンタメ4」くらいですかね。



『20時過ぎの報告会』単行本2巻(KADOKAWA)

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

 全体の印象ですが、同じ経験をした人が多かったんじゃないですかね。共感の引用リツイートが多かったように思うので、やっぱりつらかったことはよく覚えていて、どこか何かのきっかけで消化したいものなんだなと改めて思いました。

ーーマンガやその他で、今後の活動のご予定や、挑戦してみたいことなどについて教えて下さい。

 本作『20時過ぎの報告会』の新作が全く描けていないので、とにかくそれの描きためてあるネタを消化したいです。

 あと、仕事ばかりしてるので、全く仕事と関係ないもの作りをして、コミティアに出して、自分のなかの赤ちゃん(絵が好きで描いてただけの人)をなだめたいです。