『機動戦士ガンダム 水星の魔女』キービジュアル (C)創通・サンライズ・MBS

【画像】強タイトル多すぎ! 22年秋の見逃せないTVアニメを見る(6枚)

ガンダム新作も! ロボットアニメファン歓喜の秋クール

 まもなく始まる秋クールのTVアニメのなかでも、特に大きな注目を集めている『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。2019年から劇場作品の公開が続いていたガンダムシリーズですが、TVアニメとして放送されるのは約5年半ぶりになります。

「TVで観るガンダム」が復活する秋クールには、その他にも『マブラヴ オルタネイティヴ』第二期、『メガトン級ムサシ シーズン2』のロボットアニメが放送。3作品はそれぞれ方向性もバラバラで、ロボットアニメ好きには楽しい3か月になりそうです。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』

『機動戦士ガンダム』から始まる「U.C.」(宇宙世紀)の他、「A.C」(アフターコロニー)、「C.E.」(コズミック・イラ)など、さまざまな世界観を舞台に描かれてきたガンダムシリーズ。10月2日に第1話が放送される『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の舞台は、人類の宇宙進出が進み、数々の企業による巨大な経済圏が形成された「A.S.」(アド・ステラ)で、新たな世界観で描かれる完全新規の作品です。

 過去のガンダムシリーズをまったく観たことない人も楽しめそうな本作ですが、実は、本編の前日譚となる約24分のエピソード『PROLOGUE』が存在。筆者は今年7月のイベントで初公開された際に視聴したのですが、「この物語を圧縮して第1話のAパートにしても良いのでは?」と思うくらい本編にも直結していそうな内容でした。

 現在は、各種動画配信サービスで視聴可能。さらに、第1話放送の1週前、9月25日の17時からはテレビ(MBS/TBS系全国28局ネット)でも初放送されるので、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』が気になっている人は必見です。



『マブラヴ オルタネイティヴ』第2期ビジュアル (C) aNCHOR / オルタネイティヴ第三計画

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人類VS侵略者!王道展開のロボットアニメ2作品

『マブラヴ オルタネイティヴ』第2期

 2003年に発売されたPC版アドベンチャーゲーム『マブラヴ』と、2006年に発売された続編『マブラヴ オルタネイティヴ』を原作とするアニメ『マブラヴ オルタネイティヴ』。原作のシナリオのテキスト量が膨大かつ、物語を部分的にショートカットしづらいループ物のため、2021年10月~12月に放送された第1期はストーリー面で少し難解なところもありました。しかし、ハイクオリティな3DCGで描かれた「戦術機」(戦術歩行戦闘機)によるアクションシーンは、ロボットアニメ好きなら必見。CG制作は、フルCG劇場作品『楽園追放 -Expelled from Paradise-』などでも知られるグラフィニカが担当しています。

 第1期では、訓練兵としての人間ドラマや、クーデターなどの人間同士の争いを描く展開が中心で、戦術機と謎の侵略生物「BETA」との戦闘シーンは少なかったのですが、公開されている「第二期 第一弾PV」の中で、主人公・白金武が「俺はてめえらなんかには負けねえ。地球を救うのは、この俺なんだ!」と絶叫。10月5日から始まる第2期では、地球を守るための戦いというロボットアニメの王道展開にも期待できそうです。

『メガトン級ムサシ シーズン2』



『メガトン級ムサシ シーズン2』ビジュアル (C)LEVEL-5/ムサシプロジェクト2

『メガトン級ムサシ』は、『イナズマイレブン』『ダンボール戦機』『妖怪ウォッチ』などの大人気キッズアニメを次々に生み出してきたレベルファイブの最新作。同社の代表取締役社長である日野晃博氏が、総監督と企画・原案を務めています。

 本作に登場するロボットは、ローグと呼ばれ、主人公の一大寺大和らが搭乗するムサシなどのメガトン級ローグは全長約60メートル。ロボットアニメ全盛期を彷彿とさせるような巨大ロボットです。2021年10月~12月に放送されたシーズン1でも、謎の侵略者ドラクターとの戦いでは、スケール感を生かした重厚なアクションが描かれました。主人公機ムサシが3機のメカによる合体変形ロボットという点も、往年のロボットアニメ好きならテンションが上がるポイントでしょう。

 10月7日から放送が始まる「シーズン2」に先駆けて、レベルファイブ公式YouTubeチャンネルでは、新規カットを追加し細部を修正した「シーズン1特別篇」を無期限で無料配信中。シーズン1を未見の人も、放送開始までに追いつくことができます。

 3本のロボットアニメが同じクールに放送される機会は、今後もあまりないはず。ロボットアニメ好きな人は、楽しみの多い秋クールを堪能してください。