伊藤誠の仰天行動に注目? 『School Days 第1巻 初回限定版』DVD(エイベックス・ピクチャーズ)

【画像】「最低」「クズ」と批判殺到の主人公たち(5枚)

「主人公」=「人格者」とは限らない?

 マンガやアニメの主人公といえば「悪を退治する」「人びとを助ける」「優しくてかっこいい」など、プラスのイメージを持つ人が多いはず。しかし悲しいことに、なかにはその性格や行動から「最低」「クズ」と批判を受けている主人公もいます。いったい何が原因で最低と呼ばれてしまっているのでしょうか。

※この記事では『School Days』の物語の核心に関わる描写があります。

 まず、ネット上で圧倒的に多く名前が挙がるのがアニメ『School Days』の主人公・伊藤誠です。誠と同級生の女の子である桂言葉と西園寺世界との恋愛を描いた作品ですが、視聴者からは「誠の性格が最低」だと非難のコメントが多数寄せられています。

 その理由のひとつが、誠の女関係のだらしなさ。付き合っている子がいるにも関わらず、多くの女性と平気で関係を持ち浮気をしてしまうほど。なかでも最も非難を集めているのがヒロイン・世界との関係です。誠は世界と関係を持ち、世界に妊娠の兆候が。しかし誠は父親としての自覚を持つどころか世界を避け、あげくの果てに言葉と会い浮気するという信じられない行動に……。最終的に誠は世界に殺されてしまうのですが、ネット上では「殺されて当然」「むしろスッキリした」など誠の死を悲しむ声は少ないようです。

 また大人気マンガ『DEATH NOTE』の主人公・夜神月に対しては、意見が真っぷたつに。犯罪者のいない新世界を作ろうとする月は、名前を書くとその人を殺せるノートを使って犯罪者を次々と殺していきます。ネット上では「平気で人殺しをしてて本当にクズだな」「夜神月の方がむしろ犯罪者」など批判的な声があがる一方で、「悪い奴を殺しているんだから最低とまではいかない」と月の行動を擁護する人もいるようです。

 意外なところで、『ドラゴンボール』の孫悟空にも非難の声が寄せられています。悟空といえば、命を賭けて地球を守っているヒーローというイメージも多いはず。実は、非難の対象は悟空の子育てに対して。悟空には悟飯と悟天という息子がいるのですが、「悟飯も悟天も産まれたことさえ知らなかったぞ」という信じられない発言をします。読者もこの発言には「ちゃんと父親をしろ!」「育児放棄だなこれ」とドン引きの様子。発言を聞いたベジータも「父親としては最低だな」とさすがに呆れていました。