近未来警察機構を描くSFアニメーション『PSYCHO-PASS サイコパス VOL.4(初回生産限定版/2枚組)』Blu-ray(東宝)

【画像】櫻井孝宏さんの声がバチっとハマっているキャラ(6枚)

櫻井孝宏さんの幅広い演技力

 生真面目な青年からポップなキャラまで、役に合わせて声質を変える櫻井孝宏さん。本人いわく、得意な役は「何か問題のある人」「弱い人」「イメージしにくい役」とのこと。そんな櫻井さんの印象的なハマり役を見ていきます。

 最初に紹介するのが『PSYCHO-PASS サイコパス』の槙島聖護です。槙島は数多くの事件を裏で操るミステリアスなキャラクターです。数々の事件の裏で暗躍する人気の敵キャラで、櫻井さんの低音ボイスが光り輝くシーンが多くあります。ネットでは「櫻井さんの槙島はハマり役すぎる」「櫻井さんの声がたまらない!」など高評価で、ミステリアスで艶やかな槙島に櫻井さんの声がマッチしていることが分かります。また『PSYCHO-PASS サイコパス 2』では執行官の雛河翔を演じており、前役の槙島と同じ声優の声とは想像もつかない、圧倒的な演技を見せつけているのも見どころのひとつです。

 次に紹介する役は『おそ松さん』の松野おそ松です。『おそ松さん』は『おそ松くん』に登場した6つ子が大人になった日常を描いたストーリです。櫻井さんが演じたおそ松は長男ですが、中身は小学6年生の精神メンタルを持つ「奇跡のバカ」と言われています。パチンコや競馬が好きで、下ネタや思わず笑ってしまうような発言が多く、デリカシーのないキャラとして有名。時にみせる真面目なシーンではおバカキャラから頼もしい兄へとチェンジし、櫻井さんのイケボが炸裂するのは必見です。「おそ松がクズキャラでも櫻井さんボイスで素敵なキャラになる」「櫻井さんの素の声がして好き」など、ネット上では櫻井さんの声にキュンとするファンが続出しているようです。

 一方で『鬼滅の刃』の水柱・冨岡義勇役では、クールで物静かな鬼殺隊の柱を演じました。口数少ない冨岡ですが、主人公の炭治郎を導くために心を動かすセリフを言うなど、ごくまれに見せる仕草が印象的です。「櫻井さんの義勇さんがハマりすぎてつらい!」「心地良い声に癒やされる」などハマる人が多く見られます。

 結局、どんなキャラを演じてもしっかり「ハマり役」になってしまうことから、「一番のハマり役」を論じることは、どうやら不毛なようです……。皆さんが考える、一番の「櫻井孝宏キャラ」は誰でしょうか?