母がお茶を飲む様子をじっと見つめている娘(新町糸さん提供)

【マンガ】もうすっかり大人の振る舞い? 幼児の「やってあげたい」気持ちがかわいい!  本編を読む

できることがどんどん増えて成長する幼児期の子供

 新町糸さん(@kaogakyutai)は、2020年8月生まれの娘・タマさんの日々の行動を描いた「育児絵日記」をTwitterで公開しています。今回紹介するのは、タマさんが1歳9ヶ月の頃の4コマ作品。タマさんは、母親の新町糸さんがお茶を飲むと、その姿をじっと注視していて……。

 新生児や乳児の頃とはまた異なり、幼児期ならではとも言えるエピソードに、読者からは「かわいい」「タマさん優しい!」などの声があがりました。子供の豊かな表情が伝わりやすい絵柄にも、思わずほんわかとした気持ちになる作品です。

 新町糸さんの「育児絵日記」は、作品の欄外に「1歳9ヶ月」のように娘の年齢が記載されていることも特徴。子供の成長を一緒に見守っているような感覚にも浸れるシリーズです。今回の作品のTwitter投稿には、1000件を超える「いいね」が集まっています。

 作者の新町糸さんに、お話を聞きました。

ーー新町糸さんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

 マンガ自体は昔からずっと趣味で描いていました。娘が生まれてからも面白いシーンがあると「マンガで残したい!」と思うことが多く、今の育児マンガを描き始めました。

ーーお子さんがお茶を注ぐのを始めたのは、いつ頃からでしょう? また、作品は1歳9か月の当時のエピソードのようですが、現在も続けているのでしょうか?

 何となく手で注ぐマネのようなものは1歳2ヶ月頃からやってたんですが、1歳9ヶ月頃になると実際にお茶の容器を持ってコップに入れようとするようになりました。さらに現在では、コップに注いだ飲み物やご飯を私の口まで運んでくれるようになりました。

ーーお茶を注ぐことのほかにも、これまでにお子さんが気に入って繰り返すような行動は何かありましたか?

 家にいる時も出掛ける時の格好をするのが好きで、帽子、靴(スリッパ)、リュックのフル装備で部屋のなかをお散歩しています。



読者からの反響が大きかった『娘が幽門狭窄症になった時の話』(新町糸さん提供)

ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「どんどんお姉さんになりますね」とコメントをもらいました。考えてみると1年前まではしてもらうだけだった娘が、今はできることも増え、何でも「自分でやる!」と行動していて、とても感慨深かったです。

ーー今回のマンガのほかに、ご自身がお気に入りの作品や、これまでに反響が大きかった作品があれば、ぜひご紹介をお願いいたします。

 4コマ作品では、娘が通りすがりの人に手を振る様子を描いた『みんなに「だいだい」』などがあります。また、娘は新生児のときに病気になって手術をしたのですが、そのことを描いた『娘が幽門狭窄症になった時の話』も反響が大きかったマンガです。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 誰も傷つけないマンガを目標に、引き続き更新していければなと思っています。