カイドウとビッグ・マム含む四皇が描かれた『ONE PIECE ワンピース 20THシーズン ワノ国編 piece.16』DVD(エイベックスピクチャーズ)

【動画】百獣海賊団とビッグ・マム海賊団の活躍を振り返る

『ONE PIECE』の作中で「最強クラス」の海賊団としてたびたび話題になるのが、百獣海賊団かビッグ・マム海賊団です。本編では同盟を結んだカイドウとビッグ・マム(シャーロット・リンリン)ですが、ネット上では「実際に強いのはどっちの海賊団?」とたびたび議論が持ち上がっています。

 シーザー・クラウンが開発した人造悪魔の実「SMILE」を食べたゾオン系の能力者たちを中心とするのが、カイドウ率いる百獣海賊団。食べた者が必ず能力者になれるわけではなく、失敗すれば怒りや悲しみの表情を失うというリスクがある危険な実を食べているというだけでも、かなり気合が入っている面々なのが分かります。

 提督のカイドウは「ウオウオの実 モデル『青龍』」の能力者で、龍に変身できます。それだけでなく、自殺を図っても死ねないほどに生命力と耐久力が高く、「一対一(サシ)でやるならカイドウ(が最強)だろう」といわれる程の強さを持ち、ルフィも何度も敗北しました。提督の異常な強さだけでなく、大看板のキング、クイーン、ジャックや「飛び六胞」も実力者揃いで懸賞金も高いです。「能力者がほとんどゾオン系で回復も早いし、勝てる気がしない」「トータルの懸賞金だけでいうと百獣海賊団の方が上では?」という声も聞かれます。

 ちなみに、カイドウと百獣海賊団の大看板の懸賞金総額は、80億ベリー以上。一方のビッグ・マム海賊団は、リンリンとスイート3将星(カタクリ・スムージー・クラッカー)の懸賞金を合わせると約72億です。ただ、大看板の3名は「災害」と呼ばれるほどの凶暴さ、危険さも加味されての懸賞金なので、3将星との強さ比較は互角なのではという見方もあります。

 ビッグ・マム海賊団は、戦闘員の中心がリンリンの産んだ子供たちという「ファミリー海賊団」です。リンリンの強さは、魂を操る「ソルソルの実」の能力、身体能力の高さと異常な頑丈さ、長年培った経験にもあります。幼少期から巨人の村を壊滅させるなど、こちらも規格外の強さを持ち、ゾロと戦う前に技を見切って注意を促すなど、天才的な戦闘センスもあります。

 ビッグ・マム海賊団についても、ネット上では「能力者に恵まれすぎ」「倒しても倒してもさらに化け物が出現する……」「見た目も怖いし、心折れそうな能力が多い」とその強さは誰もが認めるところです。その他、スイート3将星の強さはもちろん、ビッグ・マム海賊団には、鏡のなかを自在に移動できる「ミラミラの実」、相手の記憶を奪ったり改ざんしたりできる「メモメモの実」など、多種多様な能力者がおり、非常に厄介。百獣海賊団と比較して主要戦闘員の懸賞金総額は若干劣るものの、能力者のバリエーションでいえば優勢かもしれません。

 百獣海賊団とビッグ・マム海賊団の強さは拮抗しているようです。決定打がなく、勝敗は甲乙つけがたいといったところでしょうか……。「一対一でやるならカイドウだろう」のナレーションも気になりますが、ただ、死にたがりで攻撃を食らいまくりなカイドウに比べると、リンリンの方が戦闘経験と冷静な視点を持っており、サシ勝負なら彼女が勝つのではという見方が多いようです。