家を出る夫を見送った妻は…?(うのきさん提供)

【マンガ】夫が出かけた直後の妻の行動とは?「なんかさみしい」マンガのネタになった日常のひとコマ 本編を読む

家を出たあと、ドアの向こうの音に切なさを感じる夫

「行ってきます」と家を出るうのきさん(@UNOKINOKI)を、妻は「いってらっしゃい」と見送りました。しかしドアを閉めた直後の妻の行動に、うのきさんは思わず「なんかさみしい」とつぶやいたのでした……。

 イラストレーター・うのきさんの4コマエッセイマンガ『職業病』がTwitterで公開されました。「日常のちょっと悲しかったことも、マンガのネタにすることで報われる」ということを伝えたかったそうですが、夫婦のリアルな日常の方に反応した読者が多かったようです。

 読者からは「分かります」「うちの家族もします」「さみしいですよね」「安全を考えると早いほうがよい」「ちょっと時間おいてる」などの声があがりました。Twitter投稿は1600件を超える「いいね」がされています。

 作者のうのきさんに、お話を聞きました。

ーー『職業病』のエピソードは切なさが伝わってきます。外出時はいつもすぐ鍵を閉められてしまうのでしょうか?

 いや、たまたまあの1回が激早だっただけです(笑)。むしろ『月に3回はあります』というマンガで描いたように、ドアをロックされることの方が多いです。

ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声があれば教えて下さい。

 ボク的には「日常の悲しいこと、切ないこともすべてネタにすることで報われてるよ」ということを伝えたかったのですが、「早く鍵を閉めるのにはわけがあるんだよ」的な反応があり、そういうことを言いたいんじゃないんだけどなぁと思いつつも、受け取り側のいろんな視点があって面白いなぁと思いました。



『月に3回はあります』(うのきさん提供)

ーーテンポのよい4コママンガを多く発表なさっていますが、4コママンガを描くうえで工夫なさっていること、心がけていることなどはありますか?

 ありがとうございます! テンポ感はすごく意識しますね。読んでてリズムが崩れないように、説明調にしないように心がけています。絵で見て理解できるところはわざわざセリフにしない……まぁ、マンガを描くうえで基本的なことですが(笑)。

ーーSNSで精力的にマンガや動画を公開なさっています。創作するうえでの原動力になるものはありますか?

 原動力は見て下さる方がいるからです。見てくれる人、応援してくれる人がいるから「これ見て!」「こんなんどう?」みたいな感じで勝手にひとりでキャッキャッ言いながら絵を描いてます(笑)。今はありがたいことにたくさんの方が見てくれていますが、全くフォロワーさんがいない、反応もない時期が長かったものですから。今はとても幸せです。

 あとは純粋に「面白くなりたい」という気持ちがあるからですかね。マンガもアニメも表現方法のひとつでしかなくて、別にほかの手段で「面白いなぁ」と思ってもらえるものがあれば、絵じゃなくそっちのほうをやると思います。