有村架純が木下仁菜子を演じた映画『ストロボ・エッジ』ポスタービジュアル (C)2015 映画「ストロボ・エッジ」製作委員会 (C)咲坂伊緒/集英社

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表情と雰囲気の演じ分けが魅力的!

 有村架純さんは『ひよっこ』や『あまちゃん』などの朝ドラから、R指定の映画までさまざまな作品に出演し、老若男女問わず人気を集めています。ドラマデビュー作『ハガネの女』(原作:深谷かほる)をはじめ、実写化作品への出演も多く、さまざまなキャラクターを演じるたびに新たな魅力を披露してきました。今回は、そんな有村さんが演じてきたなかでも、特に印象的な3人の二次元キャラをご紹介します。

『ストロボ・エッジ』の木下仁菜子

 胸キュン必至の同名コミックを原作とした『ストロボ・エッジ』(原作:咲坂伊緒)で有村さんが演じたのは、主人公の木下仁菜子です。仁菜子は人気者の一ノ瀬蓮に片想いをしているものの、彼には彼女がいます。また、仁菜子に淡い想いを寄せるクラスメイトの存在を知り、心が揺れ動きながら、蓮とのやり取りでそれまで知らなかった感情が芽生えていくという王道ラブストーリーです。

 有村さんはこの作品の役作りのために髪を20センチ切り、デビュー以来初めてのショートボブを披露したことでも話題となりました。等身大の明るい女の子がまっすぐに恋愛と向き合っていく姿を眩しい笑顔で演じていて、少女マンガからそのまま飛び出してきたかのようです。蓮役の福士蒼汰さんとはそれまでに共演が多かったこともあってか息ぴったりで、ともにキラキラした青春の1ページを作り上げています。

『アイアムアヒーロー』の早狩比呂美

 人間が謎のウイルスによって「ZQN(ゾキュン)」と呼ばれるゾンビと化し、蔓延るようになった世界を描く『アイアムアヒーロー』(原作:花沢健吾)で、有村さんは主人公の冴えない漫画家アシスタント・鈴木英雄が出会う女子高生・早狩比呂美を演じています。比呂美は「半感染状態」になってしまい、人間とZQNの要素をあわせ持つイレギュラーな存在です。

 有村さんのキュートな笑顔を封印した役柄で、中盤からは表情がなく何を考えているかわからない不気味さもあります。英雄と行動をともにしているので、まだ「人間」という要素が強いキャラに思えますが、いつ人間を襲ってしまうかもわからない不安定な様子もよく現れていました。感情が見えない状態でも、比呂美からどこか守ってあげたい愛嬌や、底知れない芯の強さを感じられるのは、有村さんの醸し出す空気あってのものでしょう。

『るろうに剣心』の雪代巴

 原作コミックと同様に人気を博した実写シリーズの完結編『るろうに剣心 最終章 The Beginning』では、有村さんはかつて主人公・緋村剣心の妻であった雪代巴を演じています。伝説の人斬り・緋村剣心の悲しく壮絶な過去を描く同作の、最重要キャラクターです。

 アニメ版で巴の声を担当した声優・岩男潤子さんも「(有村さんの)凛とした佇まいと、愁いを帯びた声、艶やかな眼差しの表情に魅了され続けました」(公式ホームページより)とコメントするなど、有村さんの立ち居振る舞いや、細やかな表情の変化が、巴の影がありつつも美しいキャラクター性とマッチしていました。人を斬り続けるだけの人生だった剣心に温もりを与えた儚げな女性を演じた有村さんに、同作で改めて注目した人も多いのではないでしょうか。