まもなく原作は最終章へと突入する『ONE PIECE』。物語の完結に向けて、今後物語のカギを握ることになりそうな謎の人物をまとめました。イム様は何者? 2人の王って誰?
先日、原作者の尾田栄一郎先生より、1ヶ月の休載期間(週刊少年ジャンプ2022年30号〜33号)を経て、7月25日(月)掲載の1054話(週刊少年ジャンプ2022年34号)からついに最終章へと突入することが発表され、「ついに終わるのか……!」「子供の頃から当たり前にある作品が終わるなんて信じられない」と世間から大きな反響を集めました。
壮大な世界観の随所に張られた細やかな伏線を読み取り、どんな意味が込められているのか、どこにどう繋がるのかと謎めくあれこれを考察するのも今や定番の楽しみ方の一つです。
そこで、本記事では迫る最終章を前に、“登場はしているものの未だその実態が明かされていない”という謎多き人物を見ていきましょう。
【1】シャンクスはルフィとどう再会する?
“ワンピース”の存在を世に知らしめ、大海賊時代の幕を開けたのはもちろんロジャー。
ですが、それだけでは『ONE PIECE』は始まりません。主人公のルフィが本格的に海賊を目指すきっかけを作ったのは、ルフィの村に寄港していた海賊、シャンクスでした。
普段は気のいい兄ちゃんだけど、友達が傷つけられようものなら命をかけてピストルを抜く。腕が一本なくなったって構わない。そんな“真の強さ”に憧れたからこそ、ルフィはいつかシャンクスを超える海賊になると誓い、あの有名な麦わら帽子の約束をしたのです。
海賊王・ロジャーの船に乗っていた過去を持ち、今や四皇の座に君臨しているのにもかかわらず、海軍に戦争をやめさせる力を持っていたり、五老星に直接会い「ある海賊について話が……」と気になる発言をしたりと、海賊として強者である一方、政府側との濃い繋がりを感じさせ、その言動はいつも意味深。
まさに“謎”の人物であり、最近では二重人格説まで登場していたり……。さらに、8月6日(土)に公開する劇場版『ONE PIECE FILM RED』では、シャンクスには歌姫・ウタという娘がいると衝撃の情報も明かされています。
もはやルフィの憧れの人というだけではなく、最終章に向けて超重要キャラになることが予想されるシャンクス。ルフィとどのような形で再会するのでしょうか。
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【2】イム様にラスボス説も浮上…
長い間、私たち読者は世界政府の最高権威は五老星だと思っていましたが、その事実はイム様の登場で突如覆りました。
各国の王が独裁しないことを示すシンボルで誰も座ってはならないと決まっている“虚の玉座”にドカっと腰掛けるイム様。そんなイム様に五老星は跪き、「歴史より消すべき“灯”がまたお決まりでしょうか?」とお伺いをたてたのです。
そう、世界を牛耳っているのはイム様だった……!
イム様はルフィと黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)の手配書、そしてしらほし姫の写真を破り捨て刃を突き立てていました。一方、ビビの写真だけは粗末にすることなくじっと見つめるという意味深な行動も。この4人の中に「歴史より消すべき“灯”」がいるのか、それとも……?
全てが謎のヴェールに包まれたイム様。実は正体はすでに登場しているキャラだという説、誰かの親だという説、さらにはラスボス説も浮上しています。
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