母の温かさに抱かれる子犬や子猫の姿は、とても平和で幸せそうに見えます。甘えている子の側からすると、母性を感じるのは温かさだけでなく、匂いでも安心感を得ているみたい。

 シャンプーを済ませて身綺麗になったお母さん猫に対し、匂いがお母さんと違う!と警戒心をあらわにする子猫の様子がTwitterに投稿されました。

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 エキゾチックショートヘアのきなこさんは、只今初めての子育て中。何匹かは新しいお家へもらわれていき、現在は男の子のひるねくんと、女の子のこんぶちゃん、2匹のお世話をしています。

 きなこさん、お産は帝王切開でした。術後の傷が治り、子猫たちの授乳でお腹周りが汚れてきたので、飼い主さんはシャンプーして綺麗にしてあげることに。



 産後初のシャンプーを終えたきなこさんは、ドライルームで濡れた体を乾かします。扉は透明なので、子猫たちは中に入ったお母さんの様子をじっと見ていたんだとか。



 ようやくドライルームから出てきたきなこさん。男の子のひるねくんは「待ってました!」とばかりに駆け寄り、授乳を要求。ところが、さっきまで扉の前で待っていた女の子のこんぶちゃんは、お母さんに近寄ろうとしません。

 様子のおかしい娘のもとへ、お母さんは「どうしたの?」と近寄ります。するとこんぶちゃん、急に後ろに飛び退き、全身の毛を逆立たせて最大級の警戒態勢に。威嚇の「やんのかステップ」まで見せて、母の接近を拒みます。



 どうやら、シャンプーできなこ母さんの匂いが変わったことに、こんぶちゃんは「お母さんに見えるけど匂いが違う!誰!?」と混乱した模様。飼い主さんは「無香料のシャンプーを使ったので、シャンプーの匂いというよりは、きなこの匂いがなくなったことで『お母さん』と認識できなかったのかもしれません」と推測しています。



 こんぶちゃんの警戒態勢に比べ、ひるねくんは匂いの変化をまったく気にせず、授乳をせがんでいたので「鼻が悪いのか(笑)、それともこれが男女の差なのかな?と思いました」と飼い主さん。性格的に、こんぶちゃんは嗅覚も併用して慎重に対処していて、ひるねくんの方は見かけで判断しているのかもしれませんね。

 きなこさんは、こんぶちゃんに威嚇されても何度となく近づいて安心させようとしていたそうで、飼い主さんは「反抗期の娘に嫌われたり文句を言われながらも娘に近寄っていく姿が私と重なりました(笑)」と、とても共感したんだとか。「人間も猫も、親が子を思う気持ちは同じだなと、つくづく思いました」

 匂いはシャンプーで一時的に少なくなっただけで、時間が経てば元通りになっていきます。威嚇していたこんぶちゃんも、翌朝には距離を取るだけと警戒態勢がゆるくなっていたんだとか。



 飼い主さんが仕事を終え帰宅すると、もう親子はこれまで通り仲良くしていたので、仲直りの瞬間は目撃できなかったとのこと。ちょっと残念ですが、きなこ母さんが根気良くこんぶちゃんの警戒を解くよう、頑張ったのかもしれません。



 今はすっかり、あれほど警戒していたとは思えないほどお母さんに甘えるこんぶちゃん。今回のことを教訓に、もし次にシャンプーする時があれば「同じ日に全員洗った方がいい、とフォロワーさんからの経験談もうかがったので、次からはそうしようと思います」と飼い主さんは語ってくれました。

<記事化協力>

エキゾのきなこさん。(@miikomaple)

(咲村珠樹)