「WCI編」が完結して「世界会議編」に突入する『ONE PIECE』90巻(集英社)

【画像】『ONE PIECE』のなかでも屈指の盛り上がり!?「レヴェリー」だけじゃない、長編の合間の「世界情勢」や大きな出来事が描かれた単行本(8枚)

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「週刊少年ジャンプ」で大人気連載中のマンガ『ONE PIECE』では、「アラバスタ編」や「CP9編」などさまざまな物語が描かれてきましたが、長編の間に差し込まれる、話が大きく動く「世界情勢編」も人気です。ネット上では「長編の後の世界情勢を見るために読んでる」とまで発言する人もいるほど。

 特に、ビッグ・マム海賊団と戦った「WCI(ホール・ケーキ・アイランド)編」の後に挟まれた、「世界会議(レヴェリー)編」は大きな話題を呼びました。レヴェリーは天竜人が住む聖地・マリージョアで、4年に1回開催される「世界会議」のことです。170ある国のうち、50カ国が参加して世界が直面している問題について、話し合います。さらに、ビビやしらほしなどの懐かしい面々が登場し、ファンにとってたまらない展開となりました。

「レヴェリー編」では、数々の衝撃の事実が判明します。ビビのいるアラバスタ王国でこれから大変な問題が起きようとしていることや、バーソロミュー・くまが天竜人の奴隷になっている姿などは読者に衝撃を与えました。

 バーソロミュー・くまはソルベ王国の国王であり、王下七武海のひとりでもあった人物です。さらに、革命軍の幹部としてドラゴンと行動を共にしていた過去も持ちます。そんな彼は、科学者のDr.ベガパンクによって、意思のない人間兵器「PX-0」に改造されました。「シャボンディ諸島編」ではルフィたちを別々の国に飛ばして窮地を救い、2年間サニー号を守り続ける謎の行動を起こしています。

「レヴェリー編」の奴隷状態のクマを見て、ネット上では「フランキーがDr.ベガパンクの生まれ育った国に飛ばされたのは、くまの改造後の意思を取り戻す修行をするため?」といった考察もありました。ゴムゴムなら「5656」のように「麦わらの一味の能力は1~10の数字で表すことができる」という説があることから、「くまのニキュニキュ(2929)の能力はフランキーが受け継ぐのでは?」という声もあります。

 また、ラスボスと噂のパンゲア城の「虚の玉座」に座る「イム様」が見つめるビビの写真の意味、シャンクスと五老星の密談など、「レヴェリー編」は深読みしたくなる描写だらけです。意外な人物同士のつながりや、言動に想像力がかき立てられます。

「レヴェリー編」は王たちが円卓につき、五老星がイム様に跪いたところでいったん終わりましたが、その後、「ワノ国編」第二幕が終わったところで、再び舞台はマリージョアに戻ります。そして、明かされた「王下七武海制度廃止」のビッグニュースと、海軍本部大目付・センゴクの口から語られた、伝説の「ロックス海賊団」の存在……。

 さらに、ミスリードの可能性が高いとは予想されていますが、革命軍の軍隊長たちと世界会議に潜入していたサボが「死亡」した思われる描写(モルガンズの「世界経済新聞」を見る革命軍の面々の反応など)も気になるところです。サボの死がミスリードだとしても、モルガンズが口にしていた「死者」や「殺人未遂」とは何のことか、マリージョアで何が起きたのか、明かされる日を待ち望む声も多くありました。

 短い描写で読者の度肝を抜く『ワンピース』の「レヴェリー編」は何度も読み返したくなる衝撃に満ちています。最新1053話では、さらに衝撃の展開が訪れ、最終章に向けての休載期間に入った『ONE PIECE』。これから突入する最終章では、世界情勢はどう動くか、各国の王やイム様がどのような行動に出るのか、目が離せません。